地域のつながりが、わたしの活動の原点。

学習塾アトラスを始めて、地域の子どもたちと関わるようになってから・・・
ある日、自治会長さんに呼ばれて、こう言われました。

 

「あなた、主任児童委員をやってみない?」

 

正直、そのときはピンとこなかったけれど、
子どもや家庭と関わっていた私だからこそ、
地域の中で“気づける存在”になれるかもしれないと思い、引き受けることにしました。

 

主任児童委員として活動を始めると、地域には本当にいろんな人がいて、
いろんな「しんどさ」や「孤立」があることを知りました。

 

🍀 そしてもうひとつ。
子育て支援だけでなく、防災の活動にも繋がりました。
 

きっかけは、また同じ自治会長さんの
「女性防災リーダー養成講座に推薦するから参加して欲しい」
の一言からでした。

そこで学んだのは、防災とはただの避難訓練ではなく、
「誰が、どこで、どんなふうに困るのか」
—— その視点に立った支援が大切だということ。

子ども、高齢者、障がいのある方、妊婦さん、外国人…。
みんなが安心して避難できるためには、
日ごろから地域でつながっていること、話せる関係があることが
何よりの“備え”になること。

そして何より・・・防災の場で男女共同参画の視点が必要になること。
こちらの件については、改めて私の想いを書かせていただきたいと思います。
 

🌱 そうした経験の積み重ねのなかで、次に任されたのが「流山市主任児童委員協議会の代表」という役割でした。

それまでも塾で子どもたちと関わり、PTAや民生委員、防災の現場にも立ち会ってきましたが、
主任児童委員の代表になってから見えてきたのは、
行政側から見える「子ども」と「家庭」と「制度」の関係性の複雑さでした。

 

たとえば——
朝から不機嫌な子、提出物を出せない子、学校に行きたくなくなる子。

その背景にあるのは、家庭の事情や、制度のはざま、
そして支援の届かない現実だったりします。

 

虐待ではないけれど、養育に悩む家庭。
ひとり親でも、情報や支援から切り離されてしまっている家庭。
学校には行けていても、家に安心できる居場所がない子。

 

これまで「普通」と思っていた家庭にも、
実はたくさんの小さなSOSが隠れていたのです。

 

👀 見えるようになったのは、子どもたちの「声なき声」。

見えなかったのではなく、きっと、見ようとしてこなかったのかもしれません。

 

そして今、私が立ち上げようとしている「おうちアトラス」は、
そんな“見えてきた現実への応答”としての新しいチャレンジです。

 

「わからないって言っていいんだよ」
「困ってるって、言ってくれていいよ」
そんなふうに伝えられる大人を、地域に増やしたい。

 

子どもも、親も、安心してつながれる場を、もっと地域の中に広げていきたい。

 

私一人ではできないけれど、
この想いに共感してくれる人が、また一人、また一人と増えていけば——
きっと、今よりもっと優しい地域社会になると信じています。

おうちアトラスの説明会の募集を7月18日にスタートします。
*説明会は8月5日(火)20時~21時30分の予定です!