肺がんの手術治療のために入院した時、私は笑うことを忘れていました。

 

だって、「ちゃっちゃと手術して一時退院し、抗がん剤治療に円滑に進み、さっさと治療して、とっとと家に帰る!」ことが目標だったから。治療で良くなることしか頭にありませんでした。他人のことなど考える気もありませんでした。

 

自分だけよくなることを目標にしたために、「笑う」なんてみじんも思い出しませんでした。看護師であることも言わず、Aさんの「みんな死ぬのよオーラ」をやり過ごすことに必死だったのかもしれません。

 

ところが「Aさん」とかかわりを持たざるを得なくなり、ガラガラと私の「独り勝ち作戦」は崩れ去りました。

 

Aさんの「みんな死ぬのよオーラ」がくつがえり、「さあみんな、笑って免疫力あげるわよ!」と「瞬時に前言撤回」どころか、「私は初めからそうだった!!」みたいな変わり身の早さに、びっくりするやらおかしいやら・・・。

 

強烈な「A さん」に出会わなかったら「私は生きて帰らなかったかも・・・」と思っています。

 

私はAさんに「笑う」ことの大切さを、思い出させてもらいました。

 

変な話ですが「術後の経過も、抗がん剤治療の苦しさも」病友の笑い声が日々溢れていたから、乗り越えられたと思っています。気のせいかもしれませんが「術後の経過も抗がん剤の副作用からの回復」も、少し早かったかな・・・・・と感じています。

 

主治医も不思議がっていました。「皆さんそれぞれ大変な状況だと思うんですが、なんでそんなに明るいんですかね。毎日笑い声であふれている病室は、ここだけですよ。ぼくここに来ると、元気もらっている気がします。不思議な部屋です・・・・」

 

本当に、私たちはよく笑っていました。1日3回どころではありませんでした。

誰かが話しだすと、誰かがくすくす笑う。それが次から次へと伝染し、始終笑っている。寝ているとき以外は、本当によく笑っていたなと思います。

 

笑うと空気もよく吸い込み、換気がよくなります。血の巡りもよくなっていた気がします。

小食だったお姉さま方は「日に日に食が進み」血色もよくなっていました。

 

この時の血液データを見たら、免疫力が上がっていることを証明できたかもしれません。

 

このブログを見て「そんなことある?」と思われたあなた。

 

物は試しです。だまされたと思って、「1日3回以上笑う」生活を始めませんか。

あなたの日常が、より豊かになると思います。

 

免疫力を上げて、元気を手に入れませんか。ガンなどの病気をコントロールしていきませんか。