こんにちは!
お眠り大好きアラサー男子のteruafaです。
先日、知り合いの健康指導士のセミナーに参加してきました。
そのとき、参加者から質問がありました。
それは・・
「女性の性周期と睡眠って関係があるのですか?」
という質問でした!!
どうやら生理前後に日中の眠気が強くなったりするようです。
あなたもそんな経験ありませんか??
まずは
女性のホルモンから
考えていきたいと思います。
【女性周期とホルモンの関係】
女性には約一か月に一度月経があります。
これを性周期と呼びます。
出典:『睡眠のトリビア』宮崎総一郎他著
上の写真の図は
女性の性周期とホルモンの関係を示したものです。
特に
排卵期を境にしてその前後では
すべてのホルモンが比較的低い値を保っています。
また
排卵期では
下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン・黄体化ホルモン
が上昇し
分泌期では
卵巣から分泌されるエストロゲン・プロゲステロンが
高くなっています。
排卵以降は基礎体温も上昇しています。
【月経と睡眠の問題】
月経中
女性は日中の眠気が強く
だるさを訴えることが多いです。
実は・・・
専門的な睡眠ポリグラフを用いた研究では
女性の月経期を通じて
睡眠の質が大きく変化するということは
報告されていません。
しかし
ノンレム睡眠のうち浅い睡眠に多くみられる
睡眠紡錘波の周波数が高くなるという
報告があります。
これは
睡眠ポリグラフからは推測できない
睡眠の質に実は変化があることを示唆しているのではないかと
個人的には考えます。
【高温期とプロゲステロン】
排卵期以降
基礎体温は高く保たれているのがわかると思います。
これは
性周期の後半を安定させるプロゲステロンが働いているからです。
高温期を維持できなくなると、不妊症の大きな原因
となると言われています。
睡眠学という視点からみると
一般的には
深部体温の低下とともに眠気は起こります。
上の図は正常な状態ですが・・・
女性は排卵後
基礎体温が37℃前後のことが多いです。
これは
安定した高温期が存在することにより、精子と卵子が受精し
妊娠が実現するようになるからです。
逆をいえば・・・
深部体温が下がりづらく
寝つきが悪かったり、睡眠が浅くなる可能性があると
言えるのではないでしょうか。
こどもを生む準備から
いろいろなことを越えていかなければならないのですね!
女性ってすごいなぁ
と改めて思いました。
【まとめ】
- 性周期とホルモンの関係
- 睡眠ポリグラフからだと睡眠と性周期の関わりについては報告されていない
- プロゲステロンが高温期を保つ
- 高温期が高く保たれることから入眠困難や眠りが浅くなる可能性がある
- 女性はすごい。


