こんにちは! てる薬局の赤羽正明です。

今日は9月15日敬老の日です。夕方思い立って廃道探検に出かけました。
ターゲットは刈谷原峠です。

【刈谷原峠】は善光寺街道の一部で岡田宿と四賀村を結ぶ峠道です。
江戸時代には重要な街道として盛んな往来があったそうです。
昭和20年代までは徒歩での峠道として利用があったそうです。
近所ですが全く行った事がなく、いつか行きたいと思っていました。

集落の細い道を上って行くと刈谷原峠を示す標識が現れます。
刈谷原峠 標識

ワナあり注意!にビビりながら道をズンズン進んで行きます。

棚田

小さな棚田がありました。急勾配な土地でも頑張って稲を作っているんですね。
しばらく進むと害獣から農作物を守るためのゲートが出現しました。
このゲートのせいでこれ以上進む気がかなり失せました。
夕方で日も暮れてきて暗くなってきたこともやる気を失わせます。。。

ゲート

でも勇気を奮い起こして進む事にしました。
さらに進むと舗装路が終わり砂利道になりました。
それでも林業関係者の方の往来があるのか
とても綺麗な歩きやすい道が続きます。
道の左右に広がる森も良く整備されていて綺麗です。
ただ、時間は夕方。あたりは暗く鳥の鳴き声さえも
不気味に聞こえます。
早く、峠の頂上についてほしい。そんな気持ちでいっぱいになったころ。。。

峠の頂上

やりました!峠の頂上に到着です。
峠の頂上はわりと広めな平地になっていました。
昔はここにお茶屋さんが2件有ったそうです。
この道には昔を偲ばせるような遺物がたくさん有ります。

馬頭観音もたくさんありました。
あまりに急な峠道のため馬が事故にあって怪我を負う事もあったようです。
そんな馬達のために数えきれない馬頭観音が街道沿いにまつられていたのですね。

昔の人たちに取って馬は生活に欠かせない重要なパートナーだったんですね。

馬頭観音