実技試験《第65回試験・実技1・問6(3)》(考察編)
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第65回試験・実技試験1・問6①まず、図12より期間の最大の前1時間降水量を求めてみます。棒グラフで示されている10分間降水量の中から前1時間降水量の多い時間帯を抜き出してみます。この時間帯は明らかに期間の前半部分の中にあり検討しますと、14日23時30分から15日0時30分の1時間であることがわかります。この1時間の10分間降水量を足し算しますと、5+4.5+4.5+5+6+5.5=30.5(mm)よって降水量は30.5mmとなります。次に、問題文における前1時間降水量の「起時」とは何かについてですが、起時とは「降水の降り終わりの時分」(気象庁HP:各種データ・資料>過去の気象データの検索>利用される方へ>要素ごとの値の補足説明)と定義されています。これに従いますと、起時は0時30分となります。②最後に問題文では、「ただし、潮岬の気圧変動は地形の影響を受けていないものとする。」とありますので図12だけで考えてみますと、潮岬が台風の眼に入っていた時間帯は前問の問6(2)より、15日4時30分頃に対して海面気圧が最も低かった時刻は15日2時20分と約2時間早いことがわかります。最盛期の台風であれば台風の中心が通過する時刻と海面気圧が最も低くなる時刻がほぼ一致しますが、2時20分から4時30分までの海面気圧の変化を見ますと、2時20分より約2hPa上昇していることから、気圧の上昇により台風の勢力が衰弱しているものと考えられます。したがって要因を簡潔に解答しますと、台風の中心気圧が上昇している。(気象業務支援センター解答例)台風の勢力が急速に弱まった。ということになります。では。