社会的養護について、学んでいます。

「こども時代のすべてを施設で暮らす」という子どもが、

少しでも減って欲しいと願っています。

 

 

映画「遠いところ」 公開中です。

 

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ネット上にあるレビューを読んでいて、「なぜ、主人公アオイがこの環境から抜け出そうとしないのかが、わからない」というようなコメントをけっこうな頻度で目にしました。

 

Youtubeの予告編しか見ていない方でも、アオイの生活環境は想像がつくと思うんです。

ある程度、福祉の知識があれば、どこに助けを求めるとか。

○○の社会資源が使えるかな~とか。

 

 

 

しかし。社会資源という言葉も、おそらくアオイは知らない。

 

アオイの夫マサヤが何歳なのかは触れられていなかったと思うけど、同世代なのかな?

それぞれ「親」はいるけれど、『頼りにならない親』。

マサヤのお母さんは、同居させてくれたけどね。

(同居というよりは、避難か。)

根本の解決には力を貸してくれない、というか貸す余力も無さそう。

どうすれば解決になるかも、わかっていないのかも。

それぞれが、ただ目の前のできごとに対処するのみ、といった印象。

皆、エネルギーが枯渇ギリギリか。

 

 

幼いカップルに子どもができて。

形としては「家庭」を作ってはいるけれど、実態はとても危うい。

可愛いケンゴに食事を与えているし、暴力をふるったりはしていない。

でも健診とか、ちゃんと行って無かったかもしれない。

予防接種とかも行ってないかもしれないなぁ。

おそらく、国保の保険証も切れていて。

 

子どもの目の前でケンカが始まるのは、心理的虐待になるなぁ。

(レビューでも、撮影中の子役さんを心配する声がありました。そのあたりを監督さんにも尋ねてみたいな。)

 

 

沖縄の児相職員さんには、ご苦労様ですの言葉しかありません。

(Hさんのことは、また別です。)

 

沖縄が舞台ではあるけれど、日本のどこにでも起こりうる話だと思っています。

 

 

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受講生の中には、児相職員という人もいます。

 

 

つづく。

 

お読みいただき、ありがとうございました。

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