社会的養護について、学んでいます。
「こども時代のすべてを施設で暮らす」というケースが、
少しでも減って欲しいと願っています。
とある施設Bの方とお話しする機会がありました。
ファーストコンタクトで、私が里親側の人間であることをくどいほど確認され、
「あなた、里親なの?どこの所属?本当に?」などとかなり細かく掘り下げられました。
「どうしてこんなに、しつこく里親であることを尋ねられるんだろう?」と感じていました。
まぁ、嘘をつくことではないので、正直にお答えしたんです。
すると・・・始まったのは、里親批判でした。
里親批判に加え、
新しい社会的養育ビジョンへの批判、
それに準じたこちらの自治体の計画・方針への批判。
施設側の、これまでやってきたことの主張。
途中、児相からの電話が入った様子。
「大事なお話でしょうから」と辞し去ろうとする私を制し、「折り返しする」とだけ言い、
口角泡をとばす勢いで持論を展開されました。
途中、
「そちらの施設はボランティアさんは受け入れているんですか?」と尋ねたところ、
「ボランティア?ボランティアなんて、○○××△△!」
私が口にしたことは一事が万事、被せ気味に鼻息荒く。
暴言とまではいかないけれど、お怒りを大放出。
ある意味、「施設側の率直な意見」を得ることができました。
途中、
「世にいう舅というのは、こんなふうなのだろうか・・・」と違うことを考えてしまいました。
(義父は、私が夫と知り合う前に亡くなっています。)
もちろん、ちゃんとお話は聞いていましたよ!
熱く、児童福祉を○十年という感じ。
公務員ではないから(社会福祉法人)、たぶん70歳は過ぎているんだろうな・・・。
ひとしきり話した後はスッキリしたのか、トーンダウンし
「まぁ、またどこかであったらよろしく」のことでした。
ひとつひとつの意見は、「ごもっとも」と思うこともありました(すべてではない)。
いち里親の視点から見る児童福祉とは、別の視点をいただきました。
いままで、ネット上しか目にしたことが無かった「施設側の本音」を体感して、
まるで「ツチノコ(←古い)って本当にいたんだ!」というようなある種の感動がありました。
でも、
(うちの子が、施設Bから来た子じゃなくて良かった。)
と、思ってしまった・・・。
つづく。
お読みいただき、ありがとうございました。