社会的養護について、学んでいます。
「こども時代のすべてを施設で暮らす」というケースが、
少しでも減って欲しいと願っています。
私のブログをご覧いただいている方は、里親目線の方が多いと思います。
里父さんと里母さんでも、感じ方が違うかもしれない。
里親さんの中でも、職業的里親の方もいれば、
職業だなんて割り切れないよ・・・という方もおられるでしょう。
里子さん視点であれば、
実親さんと交流のある里子さん、
実親さんと交流のない里子さん。
同じような経験をした里子さんと、そうでない里子さん。
発達段階・年齢が異なれば、また感じ方が違うでしょう。
実親さん目線で見れば、「我が子が盗られた」と思ってしまうかもしれない。
実際、お子さんが誤認保護されても、「里親委託は絶対しない」と断言している実親さんもいましたね。
社会的養護では語られることの少ない、実子と里子の関わり。
映画は、監督さんの幼少期の体験がベースとなっているそうなのですが、
ご実家での体験がどの程度盛り込まれているかは、情報がありません。
こちらの映画の制作にあたり、フランスのソーシャルワーカーや児童養護施設等の関係者へのインタビューを重ねたそうです。
この映画をただの「悲しい映画」で終わらせてしまうのはもったいない。
「だから、里親委託はめんどくさい」
行政の方が、短絡的な感想を持たないことを願います。
一つの事例として、それぞれの立場から何を学びとするかが大切だと思います。
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お読みいただき、ありがとうございました。