いろいろな方のお話をうかがって、勉強させていただいています。

 

保育士とんさんのブログからリブログをしている、kei &Lionさんのリブログです。

 

実際に受託をした経験がないので、実情はわからないのですが、

里親さんにとっても里子ちゃんにとっても

生活の場がガラリと変わるということは、とても大きいですよね。

 

********************************

知り合いの里親さんの話。(一部フェイクあり)

 

里親会で知り合った方が、結果として1年未満の短期で終わりましたが

里親委託を受けていました。

 

委託のお子さんは、ある乳児院で生活していました。

里親さんは2~3回/週、片道2時間近く掛かるところを面会交流に通ったそうです。

その乳児院は面会交流期間が長いことで有名らしく、

他の里親さんからも「いつまで交流期間をさせるの?」と密かにブーイングがあったそうです。

 

その里親さんも、遠方の乳児院に通い続けるのは大変だったそうです。

それでも、その乳児院の院長先生のお考えに共感したそうです。

委託を急いだ結果、残念な結果にならないように丁寧な委託を考えていたのだとか。

私は別のイベントのときに、お話しする機会があったのですが、

「仕事がデキル男」風でした。(すごい上から目線で、すみません。)

 

別の里親さんからも、この院長先生とのエピソードをうかがいましたが

子どもたちのことをよく考えているのを感じました。

 

*************************************


 

私は里親実習の直後から施設ボランティアをしていて、

里親会に参加するようになったのは数年たった後でした。

里親会経由で里親支援専門員さん達とお話しする機会が増え、

里親さんに対する不信感を持っている職員さんが少なくないと知り、

ショックと同時に合点がいったことも。

ほとんど話したこともないのに、やたらジロジロという目で見る職員さんもいらっしゃいました。

目が合ったのでニコッと会釈をしても、無視されたこともあります。

今思うと、里親嫌いの職員さんだったのかもしれません。

 

里親と里子ちゃんのマッチングって、お見合いのようなものですよね。

つりがきを出して、お互いの条件を出し合って。

それでも実際に交際を続けるうちに、なんか違う・・・ということもあるでしょう。

大人同士でも「お断り」が続くと、自信喪失してしまうでしょう。

 

養育里親の側だって、簡単に「やーめた」となっている訳ではないと思います。

里親委託が不調に終わったことを、

「里子ちゃんがかわいそう」「この里親はハズレだったから」で

思考停止になっていないでしょうか?

不調にならないために、どれだけのリサーチや準備がされていたのか。

なぜ不調になってしまったのか、児相や施設にはこれまでの膨大な知見があるでしょうに、

里親側には提示されません。

 

ある意味、施設や職員さんは「仕事」ですからOJTができます。

時間になれば自宅に帰ります。

里親さんは事前交流はあっても、

「本番」が始まれば交代はできません。失敗も許されません。

失敗したらクビ(委託解除)です。

渦中に居る人は、大変であるほど冷静な判断ができません。

無理してがんばってしまう人もいます。

負のサイクルは周りが介入するしかありません。

 

里親さんも、自らを省みる必要があると思います。

「せっかくお話が来たから」

「これを断ったら、もう次はないかもしれない」

そんな理由で、受託していないですよね?

合わないと黄色信号を感じたら、断る勇気も必要でしょう。

 

ある程度大きくなってからの委託が困難を伴うのは、致し方がないことと思います。

そうならないように、早めの委託がいいのにね。

里親委託を戸惑っているうちに、こども達は成長していきます。

試し行動を警戒し、ますます引き受け手が少なくなります。

誰が引き止めているのでしょう?

 

とあるベテラン里親さんが言っていました。

「児相が何を考えているのかわからない・・・伏魔殿だわ・・・」とポツリ。

 

 

追記:ネットの記事紹介 乳児院が異例の里親養成

    ネットの記事紹介 面会ボランティア

私が以前書いた記事です。

ボランティアをしていて、感じます。

経営者の方針次第で、現状のままでもやれることはあると思います。

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。