身の丈を考える | 英語は度胸とニューヨーク流!

身の丈を考える

$英語は度胸とニューヨーク流!

お気に入りブロガーさんがよくいう言葉です。
その方とはまったく無関係に、
この言葉が心にひっかかります。

いい言葉。

過度な夢や期待を持たず、
今ある幸せをかみしめて感謝する。
自分に合った服を着て、周りに流されない。
自分が必要とするものを摂って、健やかに生きる。
無駄な抵抗はせず、楽しい時間を多くする。
自分に与えられた資質や使命を、コツコツこなして行く。

都合のいい言葉

チャレンジするのが億劫だったり、
弱気になった自分を安心させる。
狭い世界で慣れてるものだけに囲まれて
感情を波立てることなく暮らして行く。
過度なドキドキもない代わりに、大きなガッカリもない。
期待して裏切られる哀しみもなく、
できなかったことでの自己嫌悪もない。

年齢にもよるでしょう。

挑戦したいことばかりなのに、肉体的、精神的に
耐える力がなかったら、大きなストレスですよね。
ある程度、自分の限界を知ることは智恵であって、
諦めではありません。
叶わない相手に立ち向かうようなアホなことはもうやめるべき?

性格にもよります。

いつも勝ちたい。そこまでの過程より結果が大事。
そんな人には、いつも勝てることをするのが大事。
もともとない自信を、出来なかったことでますます失くす必要もなし。
自分の限度を超えるには、かなりのガマンや根気が必要。
キャパシティが狭い人のガンバリの限度と、
鈍感な人や努力に慣れてる人の限度は違います。
同じことでもガマンがガマンでないことが多い。

身体条件はかなり大きいです。

身の丈と言うだけあって、
背の高さや性別、容姿の美醜でずいぶん待遇が変ります。
人を上から見れたり、肉体的な力があったり、
笑顔で人を動かすこともできたりします。
歯の白さや体の骨組みも生まれつきが多いです。
皮膚1枚の差でも、世の中では大きく変る。
ここですでに人間平等神話が崩れます。

経済力もものをいいます。

どんなキレイごとを言っても、お金で解決できることがたくさん。
いいものを使い、いい人材の協力が得られます。
高い場所に住めば周りも見渡せるし、
動く拠点がしっかりしてればもちろん行動力も出てきます。
なにより食べたいものを食べ、着たいものを着ることで
小さなガマンの積み重ねがなくなります。
その分大きなことをする時のガマンに回せます。

ところがどっこい!

恵まれてないからこそ、恵まれてる人より
頑張れる人がいます。物事への理解が深まることもあります。
欠けた茶碗は長持ちするのごとく、欠点に気をつけます。
チャンスを大事にします。人に敏感になります。
思わぬ才能を見出します。

少し拡大解釈すれば

身の丈とは、自分に合った限界を設けることではなく、
今の自分のせいいっぱいに挑戦すること。
うつむいて前のめりで歩くより、
偉そうでも顔を上げて大またで歩く。
風の抵抗も大きくなるけれど。
自分に似合いと思うものの、ひとつ上と思うものを選び、
なるべく自分が成長したい。

下世話なな見方をすれば

ゴムバンドではありませんが、伸ばせば伸びる。
伸びきったらまた新しい、少しだけ長いゴムに変える。
そんなことを昔の人はしたかもしれません。
いえ、文字通りのことではありません。

まるでパンツのゴム。

腹周りが太くなるのはイヤですが、
自分にできることが増えるのはありがたい。
昨日まで出来たことがドンドンできなくなって行く。
そんな年寄りを見ていると、
なるべくそうなるのが遅いようにと張り切る。
そうすると、その年寄りがワシだって負けれんとも少し頑張る。

パンツのゴムの引っ張り合い。

頑張れるときには身の丈を超えようとしたい。
休みたいときには身の丈に甘えたい。
いつもぴったりが気持ちいいから
伸び縮みするゴムがいい。
伸びきったら換えましょう。

換え時は緩くなって落ちてきたら

いくら頑張って膨らまませてみても
ある年齢からはやせて、短くしないとならないかも。
両手で押さえてるようならもうあきらめる。
他の事が出来なくなります。
換えても換えてもドンドン短くなる時が来る。

だから伸ばせるうちに伸ばしときたい。

死んだ後にこんなに長いゴムが残ったと、
人に言われるようにしたい。
地球1周でも、町内1周でもない。
それは人間サイズの長さでも、そこには
ゴムが波打ったような跡が、残っててほしい。
最後まで頑張った証として。

ああ、こんなにヨレヨレになって…と笑いたい。

Do not try to exceed your limit, but push it farther!
限界を超えようとしてはいけない、ただ広げて行くだけ。


$英語は度胸とニューヨーク流!