週末の遠出とコメのお礼です♪ | 英語は度胸とニューヨーク流!

週末の遠出とコメのお礼です♪

$英語と度胸はニューヨーク仕込みでぃ!

福島まで行ってきますた。
フゲ~、帰ってきたら東京は大雨だ~!

ワシの家のゲストたちが、そろそろ家のことや地元のことが心配で、
福島へ1度帰りたい、っつーことになりました。

向こうの交通事情や物資の供給なども、ずいぶん変わってきているでしょうから、
心配はないとは思いましたが、現地での移動や、モノを買ったり運んだり、
いろいろ不便もまだあるんでは、と思い、車で送っていくことになりました。

友人のお母さんとお義姉さん、それと東京からの荷物、予備のガソリン10ℓを積んで、
現地のいろんな道を走るには、やはり、義兄の家のデカめので行こうということで、
レンタル頼んだら、なんと義兄も来てくれることになりました。

両腕に握力がなく、日本での長距離運転にまだリハビリ中でもあるワシにとっては、
まさに天の助け!
荷物なんかも持ってもらえるっつーことで、ありがたく同行してもらうことに。

向こうではまず、二本松の知り合いの家に泊めてもらうことも決まり、
バタバタと話が整いました。

お互いの仕事を終え、準備整えて、金曜の夜8時過ぎに出発。
夜の東北道を義兄のエルグランデで驀進しますた。
といいたいところですが、けっこう混んでいます。
普通者に加えてトラックやバスも、いつもより多いそうです。

ラジオの御告げで高速週末料金のことを知り、ちょっと先の福島松川PAでひと休み。
高速料金を節約しますた。

1時くらいに着いたお宅では、お祖母さんまで起きて待っていてくださり、
夜食をいただいて、仏間で雑魚寝。爆睡してしまいました。


次の日は、気持ちよく晴れ、智恵子抄で有名な安達太良山が見える絶景の中お目覚めです。
朝ごはんを頂いてると、友人の兄が車でお迎え、防護服のツナギを持ってきてくれ、
急に現実的な1日に引き戻されました。
夜はけっこう涼しかったけど、昼間はあったかくて、このゴワゴワ君たちは、
けっこう暑くなりそうです。
来週からはセパレートになるそうで、現地の人にはかなり小さいことだけど一歩前進。
とりあえずTシャツに短パンのままで出かけて、あとで着ようと思いました。
んでワシラは彼らの荷物を積んだまま、とことこついていくことに。

途中の道は思ってたよりも地震被害は少なく、ちょっとひと安心。
それでもそこここに、投棄されたモノや、崩れた跡が…
田村市近くなってくると、原発対策の方々がチラホラ。

幸い、彼らの家は20Km圏内ではありませんが、自主警戒区域にはかわりません。
何人かの検問(?)を通り抜けて、彼らの家へ。
お義兄さんもそこには住んでいないので、うっすらホコリをかぶった家。
少しずつ何かを持ち出したようで、なんとなく雑然。

お母さんとお義姉さんはさっそく片付け、掃除始め。
防護服など着もせずに、いろいろ忙しく動き始めした。
ワシらはかしいでしまったサッシや家の補強部分の修繕を担当して、
普段の日曜大工ぶりを発揮することにしますた。
ここでも義兄の腕力は心強い味方で、不慣れながらも忠実なアシスタントでした。

それから近所をひとまわり。
なんとなく人通りもなく、家々はしんとしているかと思いましたが、
けっこうあちこちで動きを見かけました。
天気も良いいせいか、たまに防護服みたいなものを着ている人や、
見たこともないような装甲車を除けば、静かな田園風景。
この付近を流れる阿武隈川も美しい姿で、季節の花や木で彩られています。

なのにこの川の魚たちや付近の農産物から、放射能が検出されていることに
湾岸地域の津波被害の惨状とはまた違う恐ろしさを、改めて感じました。
もうまともに育ててやれない牛やほかの動物もいるそうです…。

文では表現できませんが、原発事故の恐ろしさは、こんな美しさとの対比で、
さらに想像力をかきたて、生活が土台から崩れていく恐怖を、そこにいる人間に
与えているんだという思いと、無力感、そして怒りさえ感じてしまいました。

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ボランティアにも加わりたいと思っていましたが、当日ポっと行って、
すぐに役に立てる自信もなく、情報収集もしていなかったワシらは、
とりあえず二本松へ引き返し、日曜の東京での約束に間に合うよう夜発つつもりでした。
しかしお母さんとお義姉さんは、近所の様子をみて安心したのか、‪家が心配になったのか、
しばらくそのまま残り、来週あたり電車で帰って来ることになりました。

二本松に帰ると驚いたことに、知り合いのうちが気を利かせて、
岳温泉の宿を取ってくれていました。
前から話に聞いていた名湯で、地震後は週末でも予約が取れる状態だそうです。
なんとなく自分たちだけ悪いなと思いまながらも、義兄もここまで来てくれたんだし、と、
もう一晩泊まって、午前のうちに発つことにしました。

その宿でも避難者を受け入れていたようで、朝の食堂でも何人か姿を見かけました。
ワシらは思わぬご馳走と、噂にたがわぬ気持ちいいお湯(それと酒と少しの罪悪感を肴に!)、
ついたかもしれない微量の放射能もきっと温泉でさっぱり。
すっかり観光気分になって、この旅行を終えることになりました。

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取り急ぎの不在報告ブログでしたが、
いない間に前のブログへのたくさんのコメやぺタをいただきありがとうございました。
ケータイでのアメブロに不自由なワシですから、なうもろくに投稿できませんでしたが、
みなさんのあったかい言葉や、同意のコメで、なぜかウルウルしてしまいましたよ~。

今回はひとりひとりに返信しませんでしたが、
心の中で、ワシなりの受け答えしながら楽しく読ませてもらいました。
ここであらためて、感謝いたします。
ほんとにどうもありがとうございました。
あらめまして、これからもいっしょに楽しくやって行きませう!