part 16. (続)ウダクダシュダは未練がましい?(類義語シリーズ④) | 英語は度胸とニューヨーク流!

part 16. (続)ウダクダシュダは未練がましい?(類義語シリーズ④)

英語も度胸、愛嬌、センス!


タラやレバって好きですか?


タラは冬の鍋によし、タラコはおにぎり、白子はチョイ焼き。
レバはビタミンB豊富で、女の子にもいい…
って、今回はそれとは違う英語のタラレバ。


あれが~だったら、とか、もし~してれば…と思うことよくありますよね。
もう過ぎたこと、くよくよしても始まらない、なんてのは英語でも日本語でも同じ。
でも言いたくなっちゃうのがタラレバ。英語でいう if ですが、
これに後悔の念をこめていう表現が、ウダクダシュダです。

正確には would have, could have, should have.


Oh, stop that wouldacouldashoulda, already !
(も~ういいかげんにそのウダクダシュダ、やめなさいよ!)
なんて、言われます。人によって順番は変わりますが。


will, can, shall の過去完了、ではありますが、これは独立した表現として覚えましょう。

未来のことを言うのにも使うことがあります。
過去完了という形式では、会話の中で使われる頻度が1番多い表現ではないでしょうか。
ハンバーガのピクルスのように、if とセットで使われることが多いのも特徴です。


ただの過去形とどう違うの?という疑問もあるでしょうが、
推測や希望が入ってるところが大きく違います。


① Would have だっただろうに…


私はいい人間です。でも彼がひどいことをしたんで、
ついこっちもカッとなってやな事を言ってしまいました。


私だってもっといい人でいられたのに。
I would have been much nicer.
もし彼がもう少し優しければ…。
if he was a bit more caring...

I would have been much nicer, if he was a bit more caring...


もし彼女がもう少し物分かりがよければ
If she was a bit more understanding,
オレだって、あんなことしなかったのに
I wouln't have done such a thing.

If she was a bit more understanding, I wouln't have done such a thing.


じゃあ、代わりに何をしてくれたって言うの?
What would you have done for me instead ?


なんか口論は尽きませんが…



② Could have ~できたのに、~のはずだった


オレは彼女の誕生日にステディリングを買ってやろうと思った。
でも無理したんで高いレストランには連れて行ってやれなくなった。


もしあのリングが予算内だったら
If the ring was within my budget,
彼女をお洒落なレストランに連れて行ってやれたのに。
I could have taken her to a fancy restaurant.


If the ring was within my budget, I could have taken her to a fancy restaurant.


なんで彼女はみんなの前であんなこと言えるんだ。
How could she have said that in front of everybody.


おっと、彼にも言い分があったようです。



③ should have べきだった、~すればよかった


けんかした2人はとりあえず言いたかったことだけは言おうとします。


あなたがそういうことを先に説明してくれればよかったのに
You should have explained it to me at first.


君の方こそ、オレの言うことを聞いてくれればよかったじゃないか
Shouldn't you have listened to me first ?


そうすれば、私たち/オレたち、きっと今頃もっと幸せだったのに
Then we should have been much happier now.


ついに2人同時に同じ事を言ってしまいました。


最後の should の使い方は would でも代用可能の should です。


2人の仲もなんとか元のさやに収まりそうですが、
3つの表現、普通・否定・疑問文、しっかり頭にもおさまったでしょうか?


普段はこれほど感情的ではなく使うことが多いので、ニュアンスの違いだけ
覚えておいてくださいね~



ついでに must have ~ might have ~もやっときましょう。


④ must have だったに違いない


もう今頃は空港に到着してたにちがいない。
I must have been arriving at the airport by now.


そいつはきっと難しかっただろうね。
It must have been difficult .


かわりにバスに乗ってたにきまってるし。
because you must have taken the bus instead.


上の文は、バスに乗らなきゃならなかった、という解釈もできます。
must 本来の~しなければならなかった、という使い方も可能ですが、
一般的には~に違いない、として完了形は使われます。


また、must not have ~という否定で、~じゃないに違いない、という
日本語ではちょとややこしい2重否定もできます。
もちろん、~してはいけなかった、もありです。


ただ、must使わなくてもすむことが多いので、シンプルなものを選びます。


⑤ might have  ひょっとして~だったかもしれない


It might have been the car hitting my dog.

もしかして僕の犬をひいたのはあの車だったかもしれない


You might not have noticed her but I did.

君は彼女に気づかなかったかも知れないが僕は気づいたよ



助動詞+完了形、使えるようになったでしょうか?
つたない説明ですいませんでした~。


追伸:

わしの英語ブログでも、原文と訳を載せることが多いんですが、日本語訳はあくまでも

自然な日本語を心がけています。でも出来れば直訳的なほうがわかりやすいという方がいましたら、

ぜひご意見お願いします。

たとえば、I was confused by what he said. 日本語なら「彼の言ったこと困惑した」ですが、

直訳ですと、「私は彼の言ったこと困惑させられた」となります。

みなさんはわしの訳で困惑してませんか?


英語は度胸と愛嬌!