アメリカ、外見で判断?事情
人は外見じゃない、中身だよ、とはいっても、
やっぱりミテクレには左右されるもの。
「素顔のままがいい」なんて、映画のフレーズにも曲の歌詞にも
ジャンジャン使われるアメリカは、このミテクレ大国NO.1。
そのアメリカ都市圏で特によく見られているのが、
歯並び・爪・靴(足元)です。
特に黒人は靴にこだわる人が多いようです。
多くの人が入り混じる中で、どういう人間か判断する材料にしている、
というか、最低レベルへの振り分けに使う人が多いようです。
経済状態や教育程度は自然と見てしまうものですが、
生まれや育ち方まで判断するような日常は、日本にはないような気がします。
もちろん、お嬢様風、というのは長年のトレンドですが、これは今では、
お金持ち風の別名です。
日本との文化の違いもあるでしょう。
彼らはスマイルが大事で、手のジェスチャーも大振り、
部屋にも靴のまま入って、椅子やソファに座るので、
観察される時間はそれぞれ長くなります。
一方、日本では靴を脱いで上がり、足を折りたたんでしまうので、
下半身のおしゃれには特に手抜きの人が多いようです。
地下鉄で見るサラリーマンには、白い靴下で合皮の黒い靴、なんて人も。
歯並びのすごい人が、チャーミングなアイドルなんて時代もありましたが、
今ではお笑いタレントまでが、ひそかに何百万もかけて直してるとか。
歯に関しては、イギリスや欧州での見解はズレていて、
それほどひどくないなら、なるべく自然にとっておく人が多いようです。
日本で意外と気づかないのが、7割以上の人が出っ歯気味なこと。
明石家さんまさんほどならわかりますが、あとは自覚ない人が多いようです。
ところが、実は横から見られることの方が多い顔の中で、このちょっと
突き出した形が、イケメン・美女との大きな違いになります。
子供が小さいときに歯医者に連れて行く人の多くが、歯列矯正というより、
この歯茎矯正に驚いています。うちの子って出っ歯だったの?
そう、横から見ると鼻の下がまっすぐ90度になっておらず、60度位。
話は戻って、爪磨きや靴磨き、ボートクスまで各コーナーにあるような
マンハッタン。仕事を始めてからはずいぶん小銭を持ってかれました。
こうした美意識に今1番近いのが韓国。
製品のデザインや、タレント養成にも大きく役立っていて、
国際的に経済上、イメージ上、大成功を収めています。
確かに中身がよくて、味のある人が1番ですが、それを知ってもらう前に、
外見で振り分けられないよう、自分ももう少しがんばろうかと思うこの頃です。
口元はともかく、腹だけでもひっこめないと…。