パンパン英語から大学へ | 英語は度胸とニューヨーク流!

パンパン英語から大学へ


英語は度胸と愛嬌!

第2時世界大戦後は、日本に駐留する米兵がたくさんいたそうな。

そこで世界最古の職業婦人たちも基地周辺に増殖。

彼女たちはもっぱらお客さんたちから英語を学んで、商売繁盛につなげていたんでしょう。


文法や礼儀などは2の次で、とにかく通じればいい、コミュがとれればいい、という気合だったので、

とても流暢に話せる(ように見える)方がたくさんいたと思います。

そんな彼女たちをパンパンと呼び、話す英語をパンパン英語と言う人たちがいました。旧日航の最初のスッチーの中には、こうした経歴からなった方々もいたのでは?


今でも英語覚えるのはこうした方法が1番手っ取り早いと思います。

何も身を売らなくても、クラブや旅行で知り合いくらいできる世の中。

僕も最初はその口でした。

とにかく彼らの真似をして受け答えを覚え、単語を増やし、友達を増やしました。

大学を出るころには貿易会社に就職も決まり、職場でも英語を使うことに。

そこでまたブロークンを矯正したんですが、すでにしゃべれる、理解できるというのは改まった英語を学ぶのにも強み。

さらに留学の際に試験用の英語や、レポート用のエッセイの書き方などいろいろ学んで、無事大学に入学・卒業し、NYで数年働いたので、ある程度は身についたと思います。

僕の場合はバイトでやったベビーシッターやウエイターなども人に自分の英語を理解させるようにする役に立ちました。子供やお客はわからないと容赦してくれないからね。

そこからは更なる向上心がないので止まっていますが、極める人はきっともう英語で小説など書けることでしょう。

だけどそれはまた違う才能。


余談ですがNYやハワイでは日本の女の子たちをイエローキャブと呼んでた人たちもいます。誰でも乗っけるからだそうですが、たしかに物ほしそうにしてるボディコン姿の女の子たち、ホノルルにたくさんいます。別に物ほしいんじゃないでしょうが、開放的な格好に、妙にじらすようなシャイな仕草は、男にとってはミス・サイゴンなんでしょうね。

六本木や渋谷の夏は、さらにエスカレートした彼女たちが歩いているので、外人男性にすれば声かけやすいかもしれません。本人たちはそんなつもりがなくてもちょっと異文化から見れば昔のNY、42ndストリートにいた娼婦みたいなんですね。


僕の友達には、今でもパンパン英語のままでとおして、すでにNYで15年以上仕事をしているトップスタイリストがいます。1回のギャラが1500ドルという稼ぎもさることながら、彼女のお客さんを捕らえる話術にはいつも脱帽します。顧客の好きなことや興味のありそうなことはすべて網羅していて、いいタイミングできめ台詞が出てくるので、ほんとにすばらしいです。

彼女は日本語でも、無口ではないのですが口下手。いろいろな言葉で表現するのは苦手です。たまに英文で来るテキストメッセージも誤字脱字文法無視だらけ。

言葉本来の目的であるコミュニケーションに長けているのでそのギャップがほほえましいです。


へんに肩張らないで英語を学ぶと、生きた言葉になるんですね。

自力で英語を学んでる皆さんも、ぜひパンパン英語からがんばってみては?

そこからテキストブックを始めると理解度もアップしますよ。


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