僕の英語ステューデントたち | 英語は度胸とニューヨーク流!

僕の英語ステューデントたち


今回は現在・過去で僕が英語教えた人たちの例を挙げてみます。


R君は4歳の頃からです。

これは皆さんご存知のとおり、アニメや歌でとにかく耳慣れさせるでした。

Disney 映画はもちろん、彼はアクションやホラーも見たがっていたので、

観た後でごっこ遊びをして、なるべく決め台詞やかんたんな日常会話をします。

子供は気に入ったものを何度も見るので、ビデオ作戦は大成功です。

大事なのは同じ文を応用して、単語を入れ替えさせる訓練を遊びながら何回もすること。

そしてもちろん、物まねです。ごっこのいいところはこれが恥ずかしくなくできるところです。

「マネしてみて」というと恥ずかしがりますが、こちらが英語しかわからない敵になっていろいろ言うと、

とにかく英語らしきことをめちゃくちゃですが言い始めます。

言葉が出なくていやになってしまう子の場合は、ビデオ中に「あれぇ~今なんていった?」と聞いたりして、

とにかく口に出させます。個性に合わせて遊ぶ気持ちが大事かも。

もうひとつは漫画など、その子の気に入ってる本での英訳です。

「クレヨンしんちゃん」はダジャレが多すぎて困りましたが、それでも本人たちは英語にするのを楽しんでいたようです。


50歳過ぎたおばさんTさんの場合は、とにかくおしゃべりが好きなので、ペラペラ話せないと疲れるようでした。

話したいことがたくさんあるのに、単語が出てこないのがじれったいようです。

そういう場合は、話し以外にもうひとつ興味のあるものを同時進行させます。

彼女の場合は、料理を一緒にやって、材料から切る形、火加減まですべて英語でやり取りします。

「塩とって」とか「これ千切りにして」などすべて英語。幸いジェスチャーでなんとかわかるので、

「 Oh, cut long?」

「Yes, shredding」 

なんて風に教えられます。


電車に乗って行くデパートでの買い物も気が紛れます。

切符を買うところから全部英語。もちろん店内では…


「Wao! Look at this!」

「Nice. but How much?」 

「Twenty-nine hundred yen」 

「Oh my god, that's cheap! 」

「Oh, I'm sorry, twenty-nine thousand yen」 

「nah... it' too much.」

といった感じ。


周りがどう思おうと、自分たちはシンガポールからの観光客。(別に訳はないんですが、なんか似てるので)

店の人まで巻き込もうとは思いませんが、芝居っ気のある人なら、買うときや質問など、

店の人に英語で話しかけるかもしれませんね。


まあ、極端な例に聞こえるかも知れませんが、学ぶ人の個性に合わせることで、なるべく「英語って楽しい」と思ってもらえたらと思っています。

本職は図面描きで、1日中PCとにらめっこ。最近、外人とのやりとりはほとんどSkypeやfacebookなので、英語を教える時間だけでも自分も楽しめるように工夫するのが新鮮で、けっこう気分転換しています。


毎時間、こちらで教えたい最低の量やテーマがあるので、行き着くまでは大変ですが、自分のためもあり、いつも少しだけ時間超過しながらやってます。


英語は度胸と愛嬌!