Part 5. まじめに英語上達法 | 英語は度胸とニューヨーク流!

Part 5. まじめに英語上達法


今回は久しぶりに英語の勉強についてです。
少しでも勉強中の皆さんのお役に立てればと思います。


僕は別に大学で英語の教育実習したわけではないんですが、
帰国子女(?)ってこともあり、いろんな人に英会話のレッスンを頼まれまして、

ずいぶん長く、自分に役立ったことなど教えています。


相手の年齢や経験や性格、目的や趣味、英語の段階によっていろいろやり方を変えてるのが功を奏してか、彼らの熱意か、みんな今では自分なりの上達法で英語の腕を上げているようです。
そんな彼らには、辞書を引けるようになるまでの勉強が結構大事なので、そのレッスンが必要でした。




①とにかく基本の簡単な文型だけは覚える。(grammer)

電車の連結のようにしながら、順序やつなぎの言葉を覚えてしまえば、なんとかな

りますよね。
文型がわかってさらに英語脳を作るためには、前にも言いましたが、日本語を英語

的に組み替える練習をお勧めします。
「今朝は早く起きた」の代わりに「私は起きた早く今朝」と言い換えてみます。



②ネイティブの英語に接する(hearing)

石川遼君ではありませんが、英語の映画でも曲でもスピーチでもニュースでも、そ

のリズムや強調されているところを聞き取れるよう,慣れることが1番ですよね。
自然な文に耳慣れておけば、あとで自分で作った変な文や単語に遭遇したときに、

「あれ?なんか変」と気づきます。



③読むではなく、目にする(reading)

いまやネット社会。ウィキペディアはもちろん、いろいろな情報を英語で読むことができます。

DVDの字幕も英語にできます。チャットも英語。全部はわからなくてもわかる単語を拾って推測します。
文型も単語のABCの並びも、なんとなく見覚えていくことで、先ほども言った様に、後でへんな並びを見たときに気づくようになります。



女優・男優になる(speaking)


心理的なことですが、すでに日本語を話していて他の言語を話すということにはある程度の芝居心が必要です。英語を日本語のイントネーションのまま話せる人もいますが、そうした方々は必死に文法や単語を学習した人たちです。
そうでない人たちは自分をジョニーなりキャシーなり英語圏の人と同じ気持ちで話すと上達は格段です。海外に行って英語を身につけた人の多くがこのタイプです。
あなたは日本では「由美子」ですが、海外では yumiko「ユミィコォ」なのです。もうすでに違う人。話してる英語も日本にいたときの恥じらいや躊躇はどこへやら、話し相手のリズムに合わせて、発音も上がり下がりしているのです。
英語は気持ちから。外人になりきって彼らの真似して話していけば、自分でも気づかないうちに次の単語が口から飛び出し、ジェスチャーも身についてきます。



⑤とにかく真似して文を作る(writing)


日本語でも日記をつけるのは至難の技。続けることが大事なのはわかっていてもできません。でもちょっとした買い物リストや、自分の覚え書きだけでも英語でかきましょう。キャベツひとつでもそのスペルに迷うかもしれません。

そして、気に入ったフレーズは単語を入れ替えてもう1度頭で復唱しましょう。

もし相手に、Your smile, that's what I like about you! と言われたら、

Your gorgeous eyes, they are what I like about you. といえたら素敵だと思いませんか。


これは英文を作るだけでなく、本来の目的、英語圏の人たちとのコミュニケーション能力や共有感を身につけることにもつながります。とにかく相手の言ったことを繰り返す。習ったことを繰り返すやり方と同じです。物まねが大事と、前にも言いましたが、どの言語でも人の物まねからしか発達しないのは、子供やティーンが言葉を覚えていく過程をみれば明らかです。


こうしたことを重ねていくと、辞書を調べたとき、特に和英を見たときに、どの単語を使うか自然とわかってきます。

たとえば「持つ」という単語を調べると have のほかに hold, own, possess などいろいろ出てきます。例文付ならいいですが、そうではないとき迷います。でも前に目にしたり耳にしたりで思い出すことができます。

薬を飲む」を drink medicine と書いてしまう人が、なんか変と気づいて辞書を見ると、 take medicine とか take a pill というのが出てくるでしょう。お皿からスープを飲むときは eat を使うなど、数をこなすうちに覚えてくるはずです。はじめはわからないことや間違いだらけかもしれませんが、それでも笑い飛ばして英語に触れてゆくことが大事ですね。


次回は僕が教えている人たちの例をいくつかご紹介させていただきます。


英語は度胸と愛嬌!