日本で毎年、人気の名前が発表されるように、
フランスでも人気ランキングが話題になる。
●2022年 女の子の名前トップ10
1位:Jade(ジャド)
2位:Emma(エマ)
3位:Louise(ルイーズ)
4位:Mia(ミア)
5位:Alice(アリス)
6位:Lina(リナ)
7位:Ambre(アンブル)
8位:Rose(ローズ)
9位:Chloé(クロエ)
10位:Anna(アンナ)
●2022年 男の子の名前トップ10
1位:Léo(レオ)
2位:Gabriel(ガブリエル)
3位:Raphaël(ラファエル)
4位:Arthur(アルチュール)
5位:Louis(ルイ)
6位:Maël(マエル)
7位:Lucas(ルカ)
8位:Adam(アダム)
9位:Tiago(ティアゴ)
10位:Hugo(ヒューゴ)
今年の傾向は、短くてレトロな点だとか。
EmmaやMiaのように2音節の名前や
Adam(言わずと知れた人類最初の男性)や
Louis(17世紀のルイ14世と同じ名前!!)のように
”レトロ”な名前がリバイバルしている様子。
ルイの女の子バージョンが女の子3位のルイーズで、
日本語の名前にたとえると、
カズオとカズコ、とか
シゲオとシゲコ的なニュアンスになる。
どちらも日本で今時のランキング入りは難しそうだ。
フランスでキラキラネームが問題になっている、
という話はあまり聞いたことがないが、
「名前を変えたい!」という人はそれなりにいるらしく、
名前変更の手続きは2017年にグッと簡素化された。
これまでは裁判所に訴え出る必要があったが、
今や市役所に行ってそれなりの理由とともに申請するだけ。
メンバーズカードや受け取ったハガキなどで、
その新しい名前をすでにある程度の期間利用している証拠を提示すれば、
簡単に認められるらしい。
名前を変えたい!と思う理由はいろいろだが、
自分の性格やイメージに合っていない、
というのは正当な理由と考えられている。
猫じゃないんだから・・・な名前はやめてね。
将来子供に苦労させない名前を選ぶアドバイスは、
●書いたり覚えたりが簡単な名前にする
名乗るたびに説明が必要な名前に子供はあっという間にうんざりするから。
●20年後を想像する
赤ちゃんにとってかわいい名前も、年取ったら残念なことになるから。
●苗字と合わせて声に出してみる
苗字とのバランスが悪かったり、発音しにくい名前はやめる。
いずこも同じ・・・
参考
・France Inter [Grand bien vous fasse] 2022/5/19
・l'Officiel des prenoms 2022