飾りの仕事が支える文化
夕べの雷、すごかったです![]()
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週末はアメリカ人の作家を中華街にご案内なので、
降らないでね!!
ところで、長井豊 氏によるJJDAセミナー「創作の場から見たイタリアジュエリーの魅力」
まだ書き足りないことがありました。
長井先生は享保年間から12代も続いている由緒正しい職人の家系で
お墓にも屋号が彫ってあるそうです。
明治維新で武士階級がなくなり廃刀令で貴金属を加工していた職人は仕事がなくなり
金ボタンの加工を始め、ご実家も同様でした。
刀についている飾りって味わいがあって、リアルで、現代人は果たしてつくれないんじゃないかなぁ![]()
江戸時代の職人は洋服の時代になっても技術力があるのでみようみまねでジュエリーを作ってしまった。
プライドも高いし、自分の仕事に自信をもっているので海外の道具を使わず、
自前の道具でジュエリーを作ってしまったのです。
ずっとちょんまげで洋服もジュエリーも身に着ける文化もなかったのに・・・
すごいね、江戸時代![]()
パベ留めは左にの箱の中にあるような
留め道具がなければ、できない。
深く彫れ、立体的に留められる。
和彫りの鏨では切れ込みが浅い。
昔の日本人は小さかったのでやっとこも華奢です。
ねじる力には弱い。
海外のやっとこはねじる力にも強い。 道具は体にあわせて発達してきた。
ペーパーナイフはダマスカス鉄でできている。
鍛造の縞模様の美しかったこと・・・・
リングは鋳鉄に金の象嵌
鉄の地金の美しさに感動しました。
純度の高い鉄はさびにくい。
スライドではローマンガラスを使った
葡萄のブローチがリアルで忘れられません。
どれもこれも世界にひとつだけの作品。
大量生産で作られ、現在、換金ショップに売られている
類のものとは世界が違う。
工房と顧客が直結しているシステムでしか
できない世界を見させていただきました。
ジュエリーを作る側が支える文化を再確認しました。
テラはこのセミナーを聴いて職人がうらやましくなりましたよ。

