
『ジェームズ・キャメロン 世界の終わりから未来を見つめる男』
レベッカ・キーガン 著
吉田俊太郎 訳
フィルムアート社
左
『ジェームズ・キャメロン 映画と人生 ドリーミング・アラウンド』
クリストファー・ハード 著
愛育社
出版時期の差から、右の本は『アバター』まで、左は『タイタニック』までです。
当然内容が被りますが、食い違う点もあります。
これまでのインタビューとも食い違う事もあります。
右の本には、『ダークエンジェル』についてもっと書いて欲しかったです。
私の好きな作品だからというのもありますが、あのタイミングで映画より低予算のTVシリーズを作る事に対してどう思っていたのかとか知りたいです。
左の本は訳が気になりました。
アメリカ英語のバッファローは、アメリカバイソン(野牛)なのに水牛と誤訳しています。
専門用語の誤訳は多いです。
エンドスケルトンの制作工程で“真空にしたうえ、金属で覆って”など意味不明です。
真空蒸着メッキの事だと思いますが……
“的を射る”という慣用句を“的を得る”と間違えています。
おかしな点を数えると切りがありません。
米語にも、日本語力にも問題のある、映画や特撮の知識も無い人に訳して欲しくありません。
数字の間違い等、訳だけが不味い訳ではありませんが……
キャメロン監督は本物の天才だと思います。