メイン基板で、特に重要な部品が、
CPUとROM(ロム)とRAM(メモリー)です。

ゲームソフトは、ROMに入っています。
ROMをゲームハードで説明すると、
DSならカードタイプの四角いフラッシュメモリで
WiiならDVDタイプの丸い光ディスクです。

パチンコ・パチスロの場合、CPUの中に
ROMもRAMも内蔵されています。

CPUを作っているのは、インテルではありません。
エルイーテックとジャパンアイディーという会社です。
実際の部品の製造メーカーは日立だったり、NECだったり、東芝だったり、
有名な電気メーカーだったりします。
ルール上はCPUは条件を満たせばどんな部品でも自由ということに
なってますが、実態は、上記の2社しかありません。
それぞれのパチンコ・パチスロメーカーで組合があり、
組合の内規でメイン基板のCPUの会社は指定されています。
使用される割合では、
パチンコメーカーの組合である日工組ならエルイーテック<ジャパンアイディー
パチスロメーカーの組合である日電協ならエルイーテック>ジャパンアイディー
です。

メイン基板は玉やメダルの量をコントロールする基板のことです。
不正を防ぐ目的でROMとRAMが内蔵されたCPUが開発されました。
それが、V1チップといいます。
V1チップが出来る前は、CPUはZ80でROMとRAMは別の部品でした。
今ではV4→V4Rまでバージョンアップしています。

メイン基板にCPUを取り付けたままでも、正規の部品なのか検査できます。
検査機のケーブルを外部端子(検査ポート)につなげてチェックが出来るようになっています。

セキュリティの問題でメーカーにさえ情報公開しない部分がある
エルイーテックとジャパンアイディー製のCPUですが、
チップごとに異なるIDが書き込まれていて、ニセモノが出回りにくい仕様になってるようです。

設計的にはZ80回路の基本ができていれば、いまのV4チップは楽勝です。
ソフト的にはプログラミング言語はアセンブラになります。