南青山の一角
ガラスエリア広く開放的で
素敵なファサードを持つ店舗
入り口に
ドアがなく
暖簾が揺れて
とても明るい
エントランス
だからつい
誘われて
入ってみる
で・・・
そのまま
そこを抜けて
二階にあがる
ガラスの向こうは
いきなり
色彩の玩具箱を
ひっくり返したような
なんだよ
これ?!
いったい
この原色の洪水は
なんだろう
そう
思いながら
一周する
こういう映像を見ると
きっとこの作者は
都市を鮮やかな色で塗りつぶしたい
そんな欲望?
東京の繁華街
近所の渋谷など
こういうとんがった
色彩がうごめいている
ここは
その中を歩いている
そんな気分になる
いっぽうで
牧歌的な風景も
さりげなく演出され
その振り幅が
なかなか曲者の
TOKYOのショーウインドたる
由縁かもしれないが
この展示の印象は
東京の街の色彩を
拾い集めてばらまいた
そういうもので
だから
落ち着かないと思う人もいるかもしれない
でもね
ざわつく混乱も
都会の活気の一面だし
刺激的でもある
なんなのこれ?
という
違和感と
刺激的な色彩表現の
混在
その
衝突
ごちゃまぜの散乱
それは
都市を歩く興味と
醍醐味のひとつです
写真撮影は
アニエスベー ギャラリー ブティック(agnès b. galerie boutique)
小林健太 「EDGE」にて
2022.11.30