私達は相談できるところを探した。


いろんな所に相談し、行き着いた所は保健所だった。


家に訪問に行ってくれると言う。


とにかく犬が生きていれば息子も生きてる証なので行ってもらった。

犬が吠えていたと保健師さんから聞いた。


少し安心した。


でも、すぐに家には帰れる精神状態ではなかった。


自分の心がいっぱいで帰れないことと、息子の事を心配なことが交錯していた。


しばらくそんな日が続き、とりあえず私達はアパートに住んだ。

仕事にもまた行き始めた。

でも、毎日どこからから息子が自分を見ているのではないかと落ち着かなかった。

保健士さんから、引きこもりの専門家の人を紹介してもらった。


家に訪問してもらえることがわかり、ぜひともとお願いした。


何回も訪問者の方とお話して、今までの状況を詳しく話して、対策案をねった。