思い返せば、娘には本当に申し訳ないことをしてきた。


離婚してから、いや、離婚前から私はひどいことを言っていた。


自分がまだ、離婚に踏み切れなかったとき、娘に「お父さんと離れたくないなら、それをお父さんに言いなさい」と。


子はかすがい(夫婦の縁をつなぎとめる)だと元姑がよく言っていて、元旦那が娘の言葉で思いとどまらないかと思っていた。


それも叶わず、古いアパートに引っ越してからも娘には手伝いもよくさせた。



離婚してからは「お父さん」という言葉を私の前で1度も発する事がなかった。



遠くに転居してきてからも、あとでわかったが、娘も中学校に行きたくない時期はあり、何日か休んでいた。


でも、「このままでは高校に行けなくなる、自分は高校に行きたいと思って頑張った。」
と知人に話したと聞いた。


転居してきてからというもの、いつも息子の事が一番で、娘こそ愛情不足だと思う。


兄弟で、例えばそのうちの一人が病気や障害があったりすると、親はどうしてもその子にばかりかかってしまうが、その分兄弟は我慢している

と聞いたことがある。


本当にそうだと思った。

私は娘にはお金がかかっても、自分の進みたい学校に絶対行かせると心に決めていた。