興味深く見たけど・・シーレのことを調べずに見たら素直に感動できたかも・・。
もともとシーレの絵は苦手・・予習のつもりでｗｉｋｉ読んだらドン引き(~_~;)
でも有名な「死と乙女」の絵をタカラジェンヌで3次元再現はすごかった・・圧巻だった・・
従軍の前に、戦争で死を覚悟して描いたものに思えてしまった。
この絵、なぜ、死と乙女の周りに死人がたくさん描かれているのかと不思議だったけど
このミュージカルを見た後は
戦争で亡くなった兵隊たちのように見えてきた。
ウィーンの話なのでエリザベートやフランツ・ヨーゼフと比べてみた。
エリザベート1837-1898
フランツ・ヨーゼフ１世 1830-1916
エゴン・シーレ 1890-1918
ヴァリ・ノイツェル 1894 - 1917
シーレが生まれたのはエリザベートが亡くなった２年後。
シーレが従軍したのは、フランツ・ヨーゼフ１世の時代なのですねー。
フランツ・ヨーゼフの治世では、芸術家は従軍しなくてよかったんですねー・。
しかし、その後、法律が変わったらしくシーレは画家でも軍隊に入らねばならなかった。
でも、画家ということで、前線にはいかなくてよくて、絵を描くことができてたなんてびっくり。
衣装が、華やかで、娘役さんたちのドレスがどれもとてもすてきでした。
エゴンが一時通う、ギムナジウムの制服って、ポーの一族のときのだったような・・赤いリボンがたまらなーい。
ギャラリー | 花組公演 『ポーの一族』 | 宝塚歌劇公式ホームページ (hankyu.co.jp)
(ギムナジウムの制服有)
冒頭の構成も、ポーの一族っぽく感じた。
死の幻影の 彩音 星凪さんもすてきだった・・。
聞いたことある名前だと思ったら1/28のタカラズカニュースの司会をしてたんですねー。
タカラヅカニュース｜宝塚歌劇 衛星放送チャンネル｜タカラヅカ・スカイ・ステージ (tca-pictures.net)
Wiki読んでたので
エゴンとヴァリの別れ、宝塚的にきれいにまとめてあるなあ・・と冷め目線になってしまった。
実際は、家柄的につりあいとれるエディトと結婚するけど、このまま愛人関係は続けたいというｹﾞｽエゴンと
ヴァリは、別れ、その後、二度とエゴンには会わなかったそうです。
従軍看護婦になって、戦地で２３歳で亡くなったそうで・・気概のある女性だったのだなあと感動しました。
エゴンはエディトと結婚しても、お姉さんアデーレともって・・(さすがに宝塚では触れられてないけど)
実際のエゴンを知ると、舞姫の豊太郎はまだずっとマシに見えてきますねー。
このサイト興味深く読みました。
エゴン・シーレの「死と乙女」にはいったい何が描かれているのか？ | 大人の美術館 (kaigablog.com)
エゴンは父や家族を梅毒で亡くしていることが絵に影響してると・・
なんとなく納得・・。
エディトが妊娠し、家庭的な幸せを得られそうになる前に、
エディトもエゴンもスペイン風邪で
亡くなるのは・・1年前に亡くなっていたヴァリの念がエゴンに家庭の幸せを許さなかったのも・・
なんて思えてきます。
このミュージカル、
エゴンの死まで描かれるのかと思っていましたが、
エゴンが別れたヴァリへの想いを募らせるところで終わっていました。
お話的には、ベアタベアトリクスの方が好みだったけど、
この作品で、今まで興味なかったエゴン・シーレについて
知ることができて見てよかったです。
線描のダンサー ってなんだろうと思っていたら、死と乙女を再現するときのダンサーのことなんでしょうねー。
エゴン・シーレ 彩海せら
ヴァリ・ノイツェル 白川りり
ハルムス夫人梨花 ますみ
グスタフ・クリムト夢奈 瑠音
レオポルド・ツィハツェック佳城 葵
アルトゥール・レスラー英 かおと
マリー・シーレ桃歌 雪
死の幻影 彩音 星凪
アデーレ・ハルムス／線描のダンサー（女）菜々野 あり
アドルフ・シーレ大楠 てら
ヴァリ・ノイツェル白河 りり
アントン・ペシュカ瑠皇 りあ
モア・ナイミュール羽音 みか
エーリヒ・レーデラー真弘 蓮
ドム・オーゼン月乃 だい亜
少年エゴン静音 ほたる
マックス・オッペンハイマー七城 雅
線描のダンサー（男）遥稀 れお
エディト・ハルムス花妃 舞音
線描のダンサー（男）和真 あさ乃
線描のダンサー（男）涼宮 蘭奈
線描のダンサー（男）天つ風 朱李
ゲルティ・シーレ澪花 えりさ
線描のダンサー（女）華羽 りみ
タチアナ・フォン・モッシグ彩姫 みみ
少女ゲルティ八重 ひめか
線描のダンサー（女）帆華 なつ海
線描のダンサー（女）乃々 れいあ
