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都内からお檀家さまの
姉妹(60代です)が
お墓まいりにいらっしゃいました
お久ぶりです

お顔が見られて、嬉しいわ〜 と
申し上げたら、
じゃあ、なかなかこんな機会も無いから、、、
ちょっとご相談が、、、、、


ということで
お座敷でゆっくり お話を
お聞きすることにいたしました

お父様Kさん85歳
ちょっと腕を骨折して
不便な暮らしで、、、

実は姉のAさん、ご主人が
癌でお亡くなりになっていました
気になっていて
病院にいったら、ステージ4で
あっという間でした
都内のお寺の納骨堂に
ご主人は眠っているそうです

Aさんご自身もステージ1の癌の
手術をなさって3年
ご自身もご主人と同じ納骨堂にと
お考えでした


都内に嫁がれたAさん
妹Bさんは神奈川に嫁がれました
二人姉妹、それぞれが
他家に嫁いだわけで
Kさんの家を継ぐ方はいません


お檀家さんのKさんは
今、お姉さんのAさんと、
都内で暮らしています
お母さまはもうすぐ7回忌

Aさんご夫妻には
お子さんもいません


そこで
離檀のご相談でした

お墓を更地にして
お母様のご遺骨はAさんのご主人と同じ納骨堂に
ゆくゆくはお父様KさんもAさんその納骨堂に

つまり戦前生まれのKさんご夫妻と
娘さんご夫妻が
都内の納骨堂におさまる予定で
それ以前のご遺骨は
慈眼寺の納骨堂であずかっていただけたら
ということでした 

ゆっくりと
45分くらいお話をうかがって
気持ちよく
お受けしました

後は見積もりをお送りすることになります



慈眼寺は離檀料はいただきません

お墓を更地にする石屋さんの費用
納骨堂にお預かりする費用
お墓の魂抜きのご供養を
住職がする際のお布施 

Aさんも
しっかりしているとはいえ
高齢のお父様のご葬儀を考え
お墓のこと
ご自身のお体のこと
いろいろ考えて

生まれ育った秩父のお寺を
離れる気持ちになったのです


お墓のことが
重荷になってはいけません


都内の納骨堂で
安心するなら
その方がいいと考えるのが
慈眼寺の住職の考えです


なので、お別れは寂しいですが
別れというのも、ご縁です

気持ちよく、感謝に満ちた別れも また
幸せなことだとおもいます

Kさんも
お彼岸には
お墓まいりするのを
楽しみにしていらっしゃると
お聞きして
お会いするのが
楽しみです


写真は境内の百合


自然に生えてきて、
少しずつ増えてます
毎年、楽しみなんです