寺山武志の事件簿前編
うどんがうまい。
僕がこの記事を書くにあたって十分すぎる条件です。
では、どのくらい十分すぎるかという事を確認して頂きましょう。
つるとんたん。
今、僕の脳内でうどん屋WORKERの表紙を飾っているのは紛れもなくつるとんたんです。
年に何回あったでしょうか。
うどん食べたいな~と思う日。
片手で数えられるくらいです。
しかし、実際に食べた数となると大幅に違ってきます。
うどんを食べたい。と思い店に入る事はあまりなかったものの、
そういう店に入れば、うどんを食べる確率は割と高い。
僕とうどんの関係はいい距離感でした。
そう思っているのは僕だけだったのかもしれませんね。
いや、そうだったからこそ。
今回のような事件が起きたのです。
地味's大阪公演千秋楽日にみんなでつるとんたんに行ったんです。
店の雰囲気がとても良く、
実際にうどんを食べてもいないのに僕は気に入ってしまった。
こんないい店だから出てくる食べ物だって絶対に美味しいんだろう。
この時点で大抵のものは美味しくなります。
ましてや公演直後で空腹だったため、最高のスパイスが2つも揃ってしまいました。
そんなこんなでメニューを開きました。
が、第一の事件発生。
お品書き独り占め事件。
つるとんたんのメニューの豊富さ、
そしてそのメニュー全てが魅力的で、
何度も何度もページをめくってはもどし、めくってはもどしで
食べたいものを一つに絞る事ができない!
普段であればまわりの事を考え、
先に決めて。とメニューを渡すのだが
この日に限ってはそんな考えがまるで出てこない!
絵本を渡された子どものように見入ってしまっていた。
そして、みんなが続々決まった表情をみせる。
試しに聞いてみた。
……カレーうどん。
……すき焼きうどん。
……すき焼きうどん。
……僥倖!!!
理想形!!最高形!!
望外の奇跡!!
私を悩ます、カレーうどん、すき焼きうどん、明太子うどんの
2つがチョイスされているではないか!!
ならばわたしが頼むものは決まる!
『わたくしに、明太子うどんを用意してくれ!』
そんな口の利き方はしてませんが、
私のメンタル的にはこのくらいの余裕が生まれました。
しーゆー☆
後編に続く。。