週明けの8月20日(月)、前回(8月6日)開催するはずが流れてしまった行政監視委員会が改めて開催されます。


前回予告した、『国家公務員のワークライフバランス・長時間労働の実態について』質問します。


委員会の時間は13:00~16:10(3時間10分)程度の予定で、そのうち寺田の質問時間は、15:35頃~15:50頃の約15分の予定です。

(質問時間は目安であり、多少前後する場合がございます)


参議院ホームページの「インターネット審議中継」からご覧になれますので、ご興味のある方は、当日こちら↓↓からどうぞ。


※参議院インターネット審議中継:

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php


寺田が当選以来2年間、こちらのアメブロでお世話になってまいりましたが、このたびブログリニューアルのために、引越し作業を進めております。


新しいブログのURLは、完成次第こちらでお知らせいたします。

なお、今までの記事につきましては、新ブログ移行後もこのまま残しておきますので、今後もご覧になれます。

 夏休みの真っ最中で、子どもたちは元気に遊学している頃と思う。子どもは元気すぎるくらいがちょうど良い。


 さて、全国学力テストの結果が9日の新聞で報道された。上位陣は例年通り、秋田、福井、石川・・・の顔が並ぶ。5回連続のトップクラスだった。


 秋田県の子どもたちの成績が良いのは、挙げられる特色として、

・子どもたちが熱心に落ち着いて学習していること

・家庭での学習習慣が身についていること

・早寝、早起き、朝ご飯、という生活のリズムが
 きちんとしていること

この三つが大きい。


 その昔、秋田県出身の農民作家・伊藤永之介が終戦後の農山村を「山美しく、人貧し」ということばを残しております。実際に昭和39年度の調査ではどの教科でも全国最下位クラス。


 なかでも山村部は都市部の7割程度の学力結果で、所得格差が教育格差となって表れており、永い間、農山村部の学力を向上させることが秋田県の課題だった。


 ところが今では、農山村部の子どもたち、特に山あいの小規模校が高い学力を示している。

 これは、農山村部が上に書いたような、規則正しい生活や、社会環境など、保護者や地域で子どもを囲む大人たちの関わり度合いが高く、子どもが安心して生活・勉学できる環境にあるからだと思う。


 だが、それだけでは足りない。これに加えて、やはり教育環境・教育力が大事だ。

 教育によって、無限に伸びる可能性は全ての子どもが持っている。その可能性をきちんと引き出してやること。子どもに夢を与え、好奇心の芽を伸ばすこと。
それには、学び環境の整備が欠かせない。


 秋田県は全国に先駆けて、平成13年から少人数学級を導入した。小学校入学時点の幼稚園と保育園の学力格差を解消するために、平成16年には幼保推進課を設置した。

 教育現場での人事交流も盛んにし、中学校の先生が小学校で、高校の先生が中学校で教えるなど、より専門的な教育を早い段階で受けられる工夫や、複数の先生が授業をおこなうTT(チームティーチング)も取り入れた。


 毎回の結果は、このように家庭や地域と、教育力の両輪がうまく回ることで、実現された結果だと思う。


バンバンチキチキバンバン 走れ速く

夢追いかけて 空へ羽ばたく
・・・チキチキバンバンチキバンバン


 子どもに学ぶ楽しさを教え、空へと羽ばたく力を与えるのが、教育の役目だ。その子ども達がやがて、日本の国を背負っていく。


・・・チキチキバンバン 夏休み




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大阪市長 橋下徹 殿

一筆啓上

 先日の学力テストに関する報道と、ツイッターでの発言を拝見いたしました。


 橋下市長独特の弁証だと思いますが、首長は教育に対する責任として、教育委員会の人事や予算の提案権があります。つまり、相対的には全体的な調整権を持っているので、やはり、首長の結果責任が問われると思います。

                              私が思いますには、教育というのは、相手を責めることではなく、やる気を鼓舞してトライさせるような環境づくりをすることが、選挙に選ばれた首長としての責任です。秋田県の教育行政については、そのような考えの下で実行してきました。


                          敬具

            前秋田県知事 寺田典城