表と裏があるのが世の常。
最近目に付いたものを思いつくがままに書いてみます。

バイオエタノール。
最近話題の燃料で、
サトウキビやトウモロコシから精製される新型燃料だ。
このバイオエタノールで車が走る。
環境に優しく、しかも安い。

いま、アメリカや欧州等でも需要が高まり、
最近日本でも使用されるようになった。
非常に注目され、需要が爆発的に伸びているのバイオエタノールである。

日本でも安倍総理が注目し、政府上げて取り組むようだ。

ただ、諸手をあげて喜んではいられない。
このバイオエタノールの需要の伸びによる弊害もあるようだ。

サトウキビ需要の高まりによる砂糖価格の上昇や、
トウモロコシ需要の高まりによる飼料価格の増加、ひいては精肉の高騰が
弊害としてあげられている。
確かにこれらは深刻だが、
もっと本質的な弊害、いや、害がある。

それは、
このバイオエタノールの需要の高まりに合わせ、
森林伐採が急激に進んでいるということだ。
最大のバイオエタノール生産地であるブラジルで、
大きなビジネス作物となったサトウキビを植えるため、
新規耕地開拓による熱帯雨林の破壊が止まらないらしい。

また、一説には、
サトウキビからバイオエタノールを精製したことによって生まれるエネルギーよりも、
精製過程に使われるエネルギーの方が大きいとか。。。

環境に良い!として始まったバイオエタノールが、
回りまわって環境破壊を引き起こしたとしたら、
バイオエタノールを使用する意味が無い。

バイオエタノール自体は環境に良いけど、それを普及させることは環境に悪い。
こんなこと、ジョークにもならない。


もう一つ。

続きは
http://www.manabu.jp/diary/index.php?20070515