早いもので、
昨年の郵政選挙から一年が経った。
これまた早いもので、
9.11のアメリカ同時多発テロから五年が経った。

あの選挙から一年、
大きな政治的変化は無かったが、
社会においては「格差問題」が大きくクローズアップされ、
新たに「ワーキングプア(いくら働いても食べていけない)」の問題も噴出している。
おそらく、
格差を始めとする最近の諸問題は、
ここ一年の政治によって生み出されたのではなく、
数年前からの政治の弊害が、ようやく表面化してきたのだろう。
それこそ、
小泉総理が就任した五年前からの方向性によって。

アメリカの五年間は、
同時多発テロを契機とした「テロとの戦い」の五年間だった。
国民は、テロを受けたことへの恐怖と怒りを前面に出し、
アフガニスタンへの攻撃、イラク戦争とアメリカを突き動かしていった。

日本の五年間は、
小泉総理が演出する「抵抗勢力との戦い」の五年間だった。
国民は「変化」への期待と、「無駄遣い」への憤りの想いを前面に出し、
昨年の郵政選挙まで、
政局的な事柄を含めて政治に参加した。

テロにせよ、当時の抵抗勢力にせよ、
国民への危害や旧態依然とした体制を除外する為に、
対峙し対抗すべき対象であった。
だが、
その結果、両国はどうなったか。

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http://www.manabu.jp/diary/index.php?20060912