我が家のでこぼこ兄妹のお兄ちゃん、
この度、めでたく院試に合格しました。
小さいな頃から「ハカセ」と呼ばれ
その気になって研究者の道を志すも
障害のある身では毎日の登校も難しく...
テストの答えはわかっているのに
あまりに不器用で記述が間に合わなくて
なかなか点数が取れなかったり、
文字を早く読むのが難しいのでと
テストの時間延長をと配慮を求めても
「同級生の平均点取れているから無理」
と断られたり、
「適当にがんばれ」と軽く声をかけられて
適当とは?と何日も悩んだり、
高校3年生になっても
「英語はやってて面白くないからやらない」
と全く勉強せず、先生に呼び出されたり、
院試の面接にもTシャツに運動靴スタイルで
行ってしまい「みんなスーツなんやけど」と
試験会場から電話をかけてきたり、
本当にいろいろな苦労もありましたが
なんとか生きてここまでたどり着きました。
全て周囲の方々が支えてくださったおかげです。
実際に博士号を取って研究職に就くには
まだまだ多くのハードルを越えなければ
ならないことはわかっていますが
今は合格の知らせをただ喜びたいと思います。