改めまして、障がい福祉サービス「就労継続支援」を行っている「NEXT SPACE」を運営しております、寺嶋秀彰です。

 

 

 

今日は月に一度のスタッフとの1on1でした。

 

 

 

そこで改めて気づいたのが、「一見マイナスに感じる自分の一面が、実はとてつもない武器になる可能性がある」ということ。

 

 

 

あるスタッフは「人に上手に伝えることができない」と話してくれました。

 

 

 

おそらく、自分の思っていることや考え、感じていることなどを、他人にうまく伝えることに難しさを感じているのだと思うのですが。

 

 

 

そのスタッフに限らず、本当に、人に自分の思いや考えを伝えるって、とてもとても難しいことだと思います。

 

 

 

伝え方、受け取り方で、全く違う伝わり方をしてしまったり、うまく伝えよう伝えようと思えば思うほど、なんて伝えていいかわからなくなってしまったり。

 

 

 

そういうコミュニケーションて、毎日が勉強で、こればかりは劇的にうまくなるという方法はないんじゃないかなと思います。

 

 

なので、じっくり勉強して、経験していけばいいと思っていて。

 

うまく伝える方法もコツもたくさんあると思うので、それはこれから学んでいくとして、僕が「武器になるな」と思ったのは、「うまくできるようになりたいんだけどうまくいかなくて、悩んでもがいている姿」に、「それを掴んだ時のとてつもなく大きな可能性」を感じたからです。

 

 

 

スポーツなどもそうなのですが、選手時代に(もちろん努力があることは承知の上で)いわゆる「天才肌」というようなタイプの人は、あまり監督としては力を発揮できないで終わることが多いなと。

 

その裏で、現役時代にあまりパッとした成績を残せなかった人や、とても苦労をしてきた人は、監督としてパッと輝くことが多いなと。

 

 

理由は色々とあるとは思うのですが、その一つに「辛さがわかる」ということがあるのではないかと思います。

 

 

例えば、僕もそうなのですが、僕は美容学生時代、実習担当の先生から「寺嶋が学年で一番不器用だ」とはっきりと言われるほど不器用なんです。

 

なのでその分、人の何倍もの時間練習をしました。

 

そんな僕を見捨てることなく、とことん向き合ってくれたのが、「お前が一番不器用だ」と言ってくれたその先生でした。本当に感謝しています。

 

 

だから、今でもなんとなく手先が不器用だったり、性格的に不器用な人の気持ちが、なんとなく分かったり、その悩みやもがく姿に共感できたりします。

 

 

そのしんどさとかがなんとなくわかるから、じっくり待ち、どこでアドバイスを入れるか、どこら辺のラインまでいくと負荷がかかり過ぎてしまう危険があるからケアしよう、とか、ある程度考えることができます。

 

 

 

つまり、「うまく伝えられなくてもがいているスタッフ」は、そこと向き合いながら、しっかりと経験を積むことによって、「うまく伝えることが苦手な人の気持ちがとてもわかるスタッフ」になれる可能性があるわけです。

 

 

今「マイナス」に見えるその一面が、ある時とても強い「武器」に変わるわけです。

 

 

 

もう一人のスタッフも、とてももがいている真っ只中で、同じくそのスタッフにも「とても強い武器になる瞬間」が来るだろうなぁと感じています。

 

 

 

自分もスタッフに負けないよう、チャレンジを繰り返し、もがきまくります!