携帯できる不織布エコバックへの名入れ印刷の依頼があり、
サンプルとして校正印刷に掛かりました。
以前にも印刷している不織布の携帯エコバックなのですが、
今回は印刷がポケット部分の全体に入るため
冶具の形状を大き目に変更してみました。
携帯するように折り畳んでチャックで閉じるという形状のため、ぐるっと一周チャックが付いている状態の所へ印刷しなくてはなりません。
以前のままの下敷きでは、チャックの部分の厚みが邪魔をして印刷に影響が出てしまうので、下敷きを工夫して改造してみました。
まずはチャックの部分を避けるため厚みを2倍に変更。
手前の部分をカットして段差を付けて一周ぐるっとチャックの影響を受けないような構造にしてみました。
後は印刷位置が同じ部分に印刷出来るように、外側の外周アテを止めてチャックの部分にアテが当たるように工夫してみました。
考えながらの治具作りのため、材料を探したり加工したりで結構な時間が掛かり予定をかなりオーバーしてしまいました。
自由な時間を取れる土曜日の日ならば問題ないのですが、
何せ月曜日の週始めですから電話があったり頼み事をされたりでスケジュールが一杯だったので予定時間のオーバーは致命傷になります。
午後のスケジュール後半部分は翌日廻しとして予定を修正。
今回の校正印刷は予想以上に綺麗な印刷ができました。
冶具の具合で印刷の仕上りが決まると言ってもあながち間違いではないかと思っています。
職人なのでこんな工夫しながらの印刷に楽しみを感じます♪♪♪
今回の校正用のサンプルが仕上がりました。
これなら1発OKをもらえそうな出来のサンプルになりましたので、すぐに提出することができます。
結果がとても楽しみです。
校了がもらえ次第、本番の印刷に入ります。