お久しぶりです。
今日発表がありましたが、今シーズンから日光アイスバックスさんでプレーする事が決まりました。
また皆さんの前で競技ができる喜びも感動もおさえきれません。会える日を楽しみにしています!
軽く契約までの経緯を書きます。
昨シーズンアメリカで大怪我をし帰国。
帰国後心身共に体調を崩してしまい一時はアイスホッケーから離れることを決めました。
怪我をしてから手術をするまで本当にしんどかったですね。心も落ちてしまい食欲もなく何もする気が起きなくなってしまったのは人生で初めてだったので、今振り返ると廃人でした。
そこで声をかけてくれたのがあのジェラート屋さんの社長さんです。
自分の事を気にかけてくれたのがとても嬉しくて先の事を考えずに札幌に飛びました。そこでは運営や接客、ジェラートやピザの作り方を学びました。今まで触れてこなかったから新鮮でもあり自分を見つめ直す時間になりました。社長さんから色んな話を聞いたりイベント等をやってくれたりやはり上に立つ人間はこーゆー人なんだなってすごく勉強になる人でした。今後とも宜しくお願いします!
ありがとうございました。
そしてもう一つ。
解体業です。解体業の社長さんもアイスホッケーをやりたい!って気持ちにさせてくれるきっかけを与えてくれました。
皆さんは物事を逆から考えた事はありますか?
例えばですがレゴブロックを作った事はありますか?
あれって作る時はウハウハで説明者を読みながら出来上がりが楽しみで仕方がないと思います。
ですがこの解体業というのは作ってあるものを壊す作業なんですね。
僕の中では壊すのに説明書はないと思ってるのですごく大変なんです。
今、収入が全くないので働かせていただいてるんですが、まぁそれがきついもんで。トレーニングしている方が断然楽って思ってしまったくらい…
こないだは蔵を壊す現場だったんですが大谷石って石が本当に重くて…
んで屋根を解体して分解していたら釘が靴底突き破って足の裏に刺さったり、汗がとにかく止まらないし
1日終わった頃には鼻の穴は真っ暗で髪はパサパサ、作業着はびちゃびちゃ
初めて働いた時衝撃的だったんです。
これを朝7時から週6でやるのか…
今は慣れてだいぶ動けるようになってきましたがその後に行うトレーニングは倍辛いです。
んでね、最近の話なんだけど、太陽が本当に暑い日だったな〜
その社長さんがびちゃびちゃの作業着と砂埃が舞う中「んじゃゆーりが今シーズン帰ってきたら見にいかなくちゃね」
この視覚と言葉に急に胸が熱くなってアイスホッケーの情熱が一気に出てきたんです。
色んなお仕事があるけど僕らの試合を見にきてくれているファンの皆さん達はわざわざ貴重な時間や体力、お金を使ってきてくれているんだ。その背景には汗水流して稼いだお金を握りしめてきてくれてるんだ。って感情が弱ってる自分に火を注いでくれた気がした。
こんな甘えた感情はよくない。やれてるだけ幸せなんだ。弱音、泣き言なんて言うべきじゃない。
そう強く思った。
今回のタイトルにもあるんだけど、
自分はしっかり準備をしてアメリカに行って怪我して帰ってきた。側からみたら失敗や挫折に見えるし、心ない言葉をDMで送られてきたことも事実。すごい悲しかったけどここで立ち止まってたらもったいないし何も始まらないよね
未来はどうなるかわからないけど、アメリカでの失敗や挫折を成功や成長に変えれるのって今後の行動次第なんじゃないかって思ってる。
過去は変えられないけど未来は変えられるより
今の自分には、
未来は変えられないけど過去は変えられる。
アメリカ行った、怪我した、帰ってきた、辛い。
だけど今の自分がいるのは
アメリカ行った、怪我した、帰ってきた、辛い、でも考え方変えた、感謝する、前に進んだ、活躍した、楽しめてる。
こんな感じで生きていけたらいいなって思ってるところにタイミングよくアイスバックスさんに声をかけていただいた。
他にもたくさん熱いオファーはあったけど、
やっぱり温かく送り出してくれて温かく迎え入れてくれたアイスバックスさんに恩返しがしたいと思っています。
やるからには優勝。皆さんと一緒に熱い戦いができる事が今からすごく楽しみにしています!!!
今回もまとまってないブログになってしまったけどざっと書いてみました。
もう一つ、当たり前の事なんですが最近ずっと自分に言い聞かせている事があります。
「人間万事塞翁が馬」
きっとこの先にいい事が待っていると思って謙虚に生きていきたいと思ってます。
今シーズンも寺尾勇利の応援よろしくお願いします。
ありがとうございました!
