こんにちは! 寺尾祐子です。


「哲学は疑いから始まる」
という言葉があります。


哲学に限らず、
情報がさらにあふれる「AI時代」といわれる今こそ、

この「疑う力」が
より一層大切な必須スキルになっていると感じています。
 

AI時代に必要なのは「疑う力」

AIの専門家として活躍されている方がおっしゃっていた
とても印象的な言葉があります。

「AIの性能は、使っている人の頭の中で決まる」


 

 

 

多くの方が実感している通り、
現在のAIは、驚くほど便利で優秀です。


指示や質問をすれば、
それなりに美しい文章や方法、情報等を教えてくれるので、

AIが出した答えをそのまま
「正解」として受け取ってもいいときもあると思います。


私自身もそのまま採用するときもあるものの、
内容によっては、
そこで思考を止めてしまうのは
少しこわいし、
何よりも「もったいない」かもしれない。


たとえば、
自分でもしっくりきていない内容を
「自分の意見」として発言してしまうと
いざ突っ込まれたときに答えることができません。


あるいは、
ある程度は答えられたとしても、
言葉だけが上滑りしていたり、
あなた自身のキャラクターとも
あわなかったりする場合もあると思うのです。


だからこそ、
AIが答えてくれたものに対して
「本当にそうなの?」と少し疑ってみる。


しっくりこなければ、
疑う質問をしたり、
否定をしたり、

「他にはどんな視点がある?」
さらに重ねて聞いてみる。


そうすることで、
AIとの会話がどんどん深まり、
ぼんやりしていた思考がクリアになって、
視界が開けるときもあります。


疑うことと、
自分の考えを重ねながら
対話を深めていくことによって、

「これだ」と納得できる答えに、
ようやくたどり着ける
のだと感じています。
 

情報の「出所」が何よりも大切

この「疑う」というプロセスは、
私が日頃、プレスリリースやその他の文章を書くときにも
特に注意している部分です。


基本的なことでいえば、
たとえば、クライアント様から
「日本初」「日本で一番売れている」といった
魅力的な言葉が出てきたとき、
「本当かな?」という思いとともに、必ず確認します。


「証明できるデータ(エビデンス)はありませんか?」


何でもかんでも
「エビデンス、エビデンス」と言われると、
少し窮屈で面倒に感じることもあるんですけどね。



しかし、誰かに何かを信頼していただくためには、
「本当のこと」と確信していただくための、
情報の「出所」が何よりも大切なのです。
 

疑う相手はAIだけではない

「いつも疑ってばかりいるなんて、なんだか世知辛いな……」


そう思われるかもしれません。


けれど、ここでの
「疑う」とは、
決して他者を拒絶したり、
冷たい目を向けたりすることではありません。



むしろ、より深く考えたり、
新しい見方に出会ったりするための
「入り口」なのだと思います。


この「疑う力」は、
AIや他人の言葉だけでなく

「自分自身の心」に向けるときにも、
おもしろい効果を発揮します。



ある方が、欲しいものについて考えていたとき、
ふとこんな風に思ったそうです。

「これって、本当に欲しいの? 
 見栄や世間の流行りに欲しいと思わされてない?」


たとえば
「夜景がキレイに見えるタワーマンションの上の方に住みたい!」
と思っているとします。


「本当にそうなの?」 と疑ってみたら、
本心からそう思っている場合もあるでしょうし、
よくよく考えたら、そうでもなかったこともあります。


「実は、夜景が見えるタワマンよりも、
 果物の木が植えられる程度の
 小さな庭付き一軒家に住みたい」


と、気づけるかもしれません。



私たちは日々、膨大な情報に囲まれる中で
気づかないうちに
「世間の価値観」を刷り込まれていることがあります。


自分が「欲しい」と思っているものや
「こうあるべきだ」と目指している姿を、
一度立ち止まって問い直してみる。


心から求めているかどうか、
じっくり疑ってみてください。


眠っていた本音に出会えることもありますよ。
 

「本当にそうなの?」と問いかける

 

情報にも、AIにも、そして自分の思い込みにも。

「本当にそうなの?」
「それって本当?」
「違和感はない?」


と、ほんの少しの
「疑い」の目を向けてみる。

それが、納得感のある選択をしていくための、はじめの一歩です。


あえて違和感があることをするのはいいですが、

疑うことをせずに
すべてを鵜呑みにしてしまうのは、
思考が停止している状態と同じです。



AIとも、世間とも、自分とも
うまく付き合って
楽しく生きていくために、

一緒に「疑うこと」を身につけていきましょう!


……ということも、疑ってみてくださいね(笑)

 

 

 

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こんにちは! 寺尾祐子です。

先日、ある展示会で、こんな光景を目にしました。

会場の一角のブースに、見慣れたマーク、
スターバックスの、あの緑のロゴが目立つ場所に掲げられています。


すると、そのブースに人々が、
吸い寄せられるように次々と集まっていきました。

 「スタバのコーヒーが、サンプルでタダで飲めるのかな?」 

きっとそんな期待を胸に抱いていたのでしょう。
実は、わたしも吸い寄せられた1人です(笑)


後になって、考えてしまったのです。
「ブランドの力って本当にすごいな」と思うと同時に
「どうしたら、こんな強いブランドがつくれるの?」と。


 

 

 

ブランドとは何か?

まず、そもそもブランドという言葉の定義、
すぐに答えられますか?


よく使っていますが、
と問われると、意外に答えるのが難しい単語の一つですよね。


ブランド(brand)の語源は、
もともとは家畜を見分けるために
人びとが押した「焼き印」だったと言われています。 

つまり、「他と区別するためのしるし」が始まりでした。





現代において、
その定義は人によってさまざまです。


ある勉強会では、
「ブランドとは約束である」と教わりました。


あるビジネス書には、
「信頼による差別化」と表現されていました。


また、川上徹也さんの著書
『あなたの「弱み」を売りなさい』では、

「名前を聞いただけでイメージがわき、
特別な感情を抱く存在」
と語られています。


中川政七商店の元会長である中川淳さんは、

「商品だけで勝負が決まるわけではない。
ブランドにまつわるすべての情報が大切で、
それをつくることこそがブランディングなのだと確信した」

とおっしゃっていました。

そして、2ちゃんねる創設者のひろゆきさんは、
著書『99%はバイアス』の中で、

「ブランドとは共同幻想である」と書いています。


同じブランドでも、
選ぶ言葉が違うだけで、
印象がガラッと変わるのが興味深いですよね。


人間は、定義があいまいなままだと迷ってしまいます。

だからこそ、
「自分たちはどんな意味でこの言葉を使っているのか」
をあらかじめ決めておくことが、とても大切だと思うのです。 


人は、定義できないことを経験することはできませんから。
 

ブランドをつくるための逆算思考

先ほどの展示会の話に戻ります。

あのブースのスタッフは誰ひとりとして、
「うちのコーヒーはおいしいですよ」
とは言っていませんでした。

(ちなみにそのブースは、スタバのカプセルコーヒーを紹介する『ネスプレッソ』さんでした)


けれど、人々はそれぞれに期待して、
自分の足で吸い寄せられていきました。


これこそが、社会の中に育てられた
「共同幻想」の力なのかなと。


もしブランドがこのような
イメージをさせる力なのだとしたら、
私たちは何をすればいいのでしょうか。


ブランドは、
自分たちで名乗るだけでは生まれません。 


「お客さまに、どう思われたいのか」
「どんな感想を抱いてもらいたいのか」



そのゴールから逆算をして、

抱いてもらいたい言葉が、
お客さまの頭の中にイメージとして立ち上がるように活動していく。


これこそが、ブランドを築くための第一歩になります。


もちろん、これは単なる言葉遊びではありません。
自社を知り、
同業他社を知り、
なによりもお客さまへの理解を徹底的に深めていく泥臭いプロセスです。


プロの会社に頼んでも数ヶ月はかかりますし、
それなりのお金も必要になります。


なぜそこまでやるかと言えば、

ブランドは自分たちだけで
「ウチはこういう会社です」と大声で言うだけでは、
決して生まれないからです。


だからこそ広報PRとしても、

社会の中に、
私たちが望む認識を少しずつ育てていく、


とても息の長い活動なのだと思っています。


会社組織であっても、
個人であっても、
根っこにあるものはまったく同じです。


よければ一度、問いかけてみてください。






「大切なお客さまに、どう思われたいですか?」
「どんな感想を抱いてもらいたいですか?」



この問いから始まる小さな一歩が、
ブランドという「らしさ(共同幻想)」を形づくっていきます。


少しでもヒントになればうれしいです。
 

 

 

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こんにちは! 寺尾祐子です。


時代の変わりようが早過ぎて追いつけない…
そんなことを思うことってありますよね。


私自身、仕事をしながら、
何度も考え込んでしまうことがありました。


世の中はどんどん変化していて
「子どもたちが大人になる頃には、今ある仕事の半分が消える」
とも言われています。


広報PRでいえば、
テレビ、新聞、雑誌、ラジオといった
マスメディアが、
以前ほどの影響力を持たなくなっているのも事実です。


世間では「マスメディアはオワコン」と言われたり、
「オールドメディア」「伝統メディア」などと、
どこか古いもののように呼ばれたりもします。


だとしたら、
メディアに働きかける広報PRの仕事は、
もう求められないんじゃないか。


正直に言うと、
このように考え込んでしまった時期がありました。


さらに、AIの登場で、
広報PRの仕事はどう変わるのだろう、と。
何かしらの参考元はSNSになり、
検索をすればAIが答えてくれる。


文章も企画もAIが手伝ってくれる時代です。


そんな中、
AIに詳しい方々からお話を伺う機会が何度かあり、
そこで面白い事実が見えてきました。


 

 

 

AIは「答えの作り手」ではない

 

AIは、
世の中の膨大なデータを高速でまとめ上げる天才です。


ですが、
何もないところから答えを作っているわけではありません。

ネット上にあるさまざまな情報を集め、
整理し、要約しています。

では、
その「データの元」はいったいどこにあるのか。


AIの情報源として重要だと言われているのがこちらです。


・新聞や雑誌など信頼性の高いニュースサイト
・プレスリリース配信サイト(PRtimes、@Pressなど)
・noteなどのコンテンツ
・官公庁の情報


ん?
これらのほとんどは、
広報PRの仕事そのものではないですか。



先日も、お客さまが、
日経新聞の記事に取り上げていただく機会がありました。
それで爆発的に売上が伸びる、というわけではありません。


しかし、その掲載が、
信用につながり、
さらにAIの情報元にもなっていく。



そう考えたら、
その価値は、とてつもなく高い!


プレスリリースも同じです。


本音を書くと、7~8年前までは、
「プレスリリース配信サービスを使ってマスメディアに出た」という話を
 ほとんど聞いたことがなかったし、


配信側の自己満足だけで、
あまり意味がないのかもしれない、
とすら、思っていました。

ところが今は違います。


たとえ掲載されなかったとしても、
配信した情報が転載され、検索され、
AIの情報源として蓄積されていく可能性があります。



プレスリリースの役割そのものが、
時代とともに変わってきていると感じています。

 

 


 

 

広報PRの本質とは

そもそも広報PRとは、
企業や個人と、社会とのつながりをつくる仕事です。


どんなに社会が変わり、AIが進化しても、
社会から信頼される情報は、
人が生み出し、
人が発信していくしかありません。



これから先も、
仕事の「やり方」は変わるでしょう。

でも、本質は変わらない。


広報PRは、
社会に価値ある情報を届け、
人と人、企業と社会をつないでいく営みです。


AI時代になった今、
その仕事の意味は、
以前よりもむしろ大きくなっているかもしれない、


こんなふうに感じています。


ずっとモヤモヤと考え込んでいましたが、
この問いは、自分自身の仕事の本質を見直す
いいきっかけにもなりました。
 

 

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仕事の「やり方」は変わるでしょう。


でも、本質は変わらない。
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あなたは、
ご自身の仕事の変化をどのように感じていますか?

最後までお読みくださって
ありがとうございます!

 

 

 

 

 

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