“人は守ろうとした瞬間に衰退が始まる” | 寺岡呼人 オフィシャルブログ 「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba

“人は守ろうとした瞬間に衰退が始まる”

“人は守ろうとした瞬間に衰退が始まる”


敬愛するイープラス橋本社長と食事をした。
僕も独立してもう3年目なのかな。
その3年で経験した色んな事が、この日の会話を通して、成長させてくれていた事に気づいた。

そして、この日一つ話題になった事は「帝王学」。
まさに、王様が子供に王の作法を伝授することだけど、つきつめれば「教えられるものというのは、ない」と言うこと。
柳家小三治も「弟子に教えたことは一つもないし、子供にも“ああしろ、こうしろ”は一度も言ったことがない。教えるということはその人の背中、つまり“生き様”を見せるしかない」みたいな事を言っていた。

僕も橋本さんに、そういう意味では教えてもらった事はない。
ただ、影響力は半端ない。
結局は、その生き様を僕というアンテナでキャッチしてるのかもしれない。
もしかしたら、同じ場所にいてもキャッチしない人はしないだろうし。
僕は、橋本さんから自然と「帝王学」を吸収しようとしてるんだと思う。

もう一つ盛り上がった話の中に、
「いくつになっても“挑戦”と“想い”をもって行動しなくてダメだ」というのがあった。逆を言うと“想い”がなければ何も動かないし、人も感動しない。

そして
“人は守ろうとした瞬間に衰退が始まる”
という名言を聞いた。

例えば、成功、権力、金、名誉、いずれかを持てば殆どの人は間違いなく守ろうとするはずだ。でも、逆にいうと長年成功を続けてる人というのは、この「守ろう」とするものを常に手放す勇気とセンスを持ってるんじゃないだろうか。
そして、間違いなく素晴らしい人格の持ち主、だと思う。


知り合いで海外で日本からくる超VIPを専門にアテンドしてた人が「エライ人ほど、優しく、謙虚で、ユーモアがある」と言っていた。

だから面倒だけど、人は常に“挑戦”する生き物でなければいけないのだ。
もちろん、楽な道を選んでも、それはその人の人生だ。


それともう一つ面白いなと思ったのが
「人は“金”か“名誉”か“生き甲斐”の3つに分類されると思ってる」と話してくれた事。
どれも大事かもしれないが、橋本さんと僕は迷わず“生き甲斐”派だった(笑)。
正に読んで字のごとく、それがなければ「生きてる甲斐がない」のだから!


とにかく、こうしてお互いの時間を共有して、刺激を受け、時にはそれが人生を変えたり、仕事に発展したり、襟を正されたり、、、今日も素晴らしい夜だった。

もうひとつ言えることは「縁」こそ“生き甲斐”なのだ。


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