19周年ソロライブ | 寺岡呼人 オフィシャルブログ 「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba

19周年ソロライブ


3月のワンマン以来のライブ。
これまで数年、毎月「呼人の部屋」をやっていたので、何かしら「声を出して」いたのもあり、7ヶ月空いても声は出ていたと思う。
しかし、今年は「呼人の部屋」も1回だけで、後はジュンスカのライブとレコーディングで、声を全く出していなかった。

人生、そうは甘くないもので(笑)、案の定、久しぶりにリハーサルで声を出したら全然出なかった。リハーサルの前にボイストレーナーのchibiさんにレッスンしてもらったのにも関わらずだ。

でも、大阪、京都はそれでもよく声が出て、安心したのだが、山形からの一週間で喉の調子が悪かったので、声を出さないようにしてた。
結局、東京本番のリハーサル時間にもう一度chibiさんに会場に来てもらって、レッスンとマッサージをしてもらった。そして、リハーサルで声を出した瞬間「これはいける!」と思った。
そして、本番もこれまでで一番歌いやすかったし、声が出たように思う。

前日、chibiさんにレッスンをお願いしたとき、返信のメールで「大丈夫、呼人さんは生き様を歌ってるから必ず出る」と書いてあった。
先日の高倉健さんの番組の「俳優の演技は結局生き様」って言ってたのを思い出した。だから、そのメールでかなり安心したのも大きい。


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さてさて、
僕のライブをずっと担当してくれてるディスクガレージの村川君が、終演直後「今日のライブは今までで一番良かった」「もっと色んな人に観てもらいたい」と興奮気味に言っていた。打ち上げ終わっても言ってた(笑)。
アーティストにとって「あの頃が一番良かった」と言われるのが一番屈辱で、逆に「今が一番いい」というのは、最上の賛美なのだ。

村川君のように、この世界のプロで1年に何百本もライブを観て「仕事」にしてる人をそう思わせるのは、よっぽどライブが良かったからに違いない。
ましてや、彼はおべっかを使わないし、つきあいも長い分だけ余計に嬉しかった。


前回の3月のライブもそうだけど、今回も構成、演出、曲順は林兄に一任した。
しかも、大阪と東京の間で、ブラッシュアップも細かくあった。
監督が林君だとしたら、それを期待以上に応えるのが演者だと思う。
昔、知り合いのデザイナーが矢沢永吉さんと仕事するときに、打ち合わせで説明してたら、話を止めて「とにかく、ヤザワで遊んでください」と言ったそうだ。
自分に自信があれば、どんな演出をされようとそれに応え、更にそれ以上のものを表現しないといけないんだと思う。

そういう意味では林君との真剣勝負でもあったのだ。
だから、ライブ後の林君と僕の達成感は格別なものだった。
「3月を超えたよね」と言い合った。

バンドの一体感もブランクを感じさせないグルーブだったと思う。
林弟、磯貝君もみんな、打てば響くというか、呼応し合う本当の「バンド」になったと思う。

PAの南部さん、音大評判でした。
照明の柏木さん、相変わらず歌いながらテンションあがりました。
スタッフの豊田君、アブちゃん、いつもありがとう。
大阪からシュワ君、ありがとう。


そして何より、19周年にこんなに大勢集まってくれた皆さん。
ライブでも言ったけど、19年前に19年経った後にこんなに多くの人の前に立ってる姿を想像できなかった。
そして、現在進行系で進化できて、みんなの前に立てて、この日を迎えられる僕は幸せ者です。

来年の20周年も含め、これからもよろしくお願いします!

どうもありがとう。


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