ゆずニューシングル、久々に一緒にレコーディング | 寺岡呼人 オフィシャルブログ 「LONG GOOD-BYE」 Powered by Ameba

ゆずニューシングル、久々に一緒にレコーディング

久々にゆずのシングルやらせてもらいました。


曲は岩沢君作の「また明日」。
7月2日よりオンエアーの、TBS月曜 8時パナソニックドラマシアター「浪花少年探偵団」の主題歌。
8月8日発売です。

資料によると(笑)、

「曲調は、ゆずが得意とするアップテンポフォークロックサウンド。 ハープ、エレキギターによる印象的なフレーズに始まった曲は、岩沢厚 治ならではの、自然と想い浮かぶ情景と、ストレートに伝わってくる歌詞 の描写が、まさにドラマのテーマに合致!アレンジ・プロデュースには、シ ングルでは「ストーリー」以来となる寺岡呼人氏を迎え、昔からのゆずの ファンと、この数年で聞くようになったグレイゾーンも親しみが湧くような 、懐かしくも楽しくなってしまうアレンジに仕上がっています」

とのことです!

でも、久しぶりに一緒にレコーディングしたけど、相性というか、アレンジしていても迷いがない。
弾き語りのデモを聴いて、本人のイメージを聴いて、アレンジ作業に入るのだが、スッと出来上がってゆく。「そうそう彼らの曲は大体こんな風に出来上がっていくんだった」という感覚を思い出した。逆をいうといい曲はアレンジに迷わなくて済むけど、そうじゃない場合、迷う事が多い。
つまり、それはリスナーにも伝わるのだ。

さて、久々に岩沢君曲をやるにあたって、考えた事はシンプル。
「このまんまでいいじゃん」

『トイレの神様』をやる前後ぐらいから、アレンジにあまり興味がなくなってきた。
それは即ち、もうアレンジで売れる時代は終わったと直感で思った事ともリンクしてると思う。
大事なのは、作者がどういう気持ちで作ったかを、どうストレートに表現するか。
もうそれしかないと思ってる。最近は(笑)。

でも、そう考えるとゆずの初期は「それ」しかなかった。
伝えたい気持ちを、そのまま音にしただけ。過程とか流行はどうでも良かった。
そんな意味でも、今度の「また明日」は、あの頃の感覚を敢えてやってみた。

見方によっては「懐かしい」
見方によっては「これこれ!」
見方によっては「古~い」
見方によっては「新鮮!」

それでいいと思う。

この15周年のタイミングでもう一度「青臭さ」「原点回帰」を見せつつ、でも実は「2012年の音」にしたかった。所詮、アレンジなんて単なる「施し」「飾り」なのだ。

その「2012年の音」の為に、鈴木“Daichi”秀行君に手伝ってもらった。
彼は、ジュンスカでも大活躍してくれた、只今旬の素晴らしいアレンジャーだ。
僕が大枠をザクッと作り、鈴木君に渡して「音」をトリートメントしてもらった。
ドラムは林久悦、ベースは僕、2012年型の「ゆずマンサウンド」、是非お楽しみに!