変身!カラサワマン。第三十話『特別編。某ドラマ二次創作。フェアな殺人者』。 | 寺本まことのブログ。444(エンジェルナンバー)。

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変身!カラサワマン。第三十話『特別編。某ドラマ二次創作。フェアな殺人者』。
カラサワマン「何だ、アツシ。当職に話って」
アツシ「あ、兄貴いたいた。記者会見の控え室か。さすが大スターは違うね。それはそうと、兄貴。実は俺、有名人にリプライするように強要されているんだ」
カラサワマン「リプライって投稿に返信することか?」
アツシ「うん。バズッターという簡易投稿型snsでそれをやるように
強要されているんだ」
カラサワマン「具体的にどんなことを言わされるんだ?」
アツシ「アスリートに試合で勝つための知識を教えさせられるんだ。俺の心を鍛えるためにって。強要しているのは俺の職場の上司だ」
カラサワマン「それは許せんな。待ってな。兄さんが強要させているそいつをなんとかするから。お、もうこんな時間か。記者会見に行ってくる」
アツシ「さすが兄貴。大スターだね。これがその俺の職場の上司の名刺だよ」
ハセガワリョウタ「今川君」
今川信二「はい、何でしょう、ハセガワさん」
ハセガワリョウタ「記者会見はいつ始まるの?」
今川信二「もうすぐですよ」
司会者の男性「では、カラサワマンさん、登場です」
カラサワマン「この席で良いのかな、よいしょっと」
司会者の男性「凱旋帰国ということで。アメリカのコメディー界でのご活躍、いつも
見ていますよ。いつも楽しく見ています」
カラサワマン「どうもナリ」
今川信二「素晴らしい記者会見でしたね。僕なんてサイン、色紙に書いてもらっちゃった」
ハセガワリョウタ「そうかな?僕はあんまり何も感じなかったけどね」
カラサワマン「やあ、あなたがよしきさん」
よしき「運転席の窓ガラスを開けて、っと。カラサワマン、光栄です。コーヒー買いに行ってて。遅れちゃった。どうぞ、僕の車に乗ってください」
カラサワマン「すいませんね。記者会見場近くの駐車場なんかに呼び出してしまって」
よしき「いえいえ」
カラサワマン「あなたはアツシの職場の上司なんですって?」
よしき「まあ、そんなところです。あ、これ。色紙です。サイン書いてください」
カラサワマン「ぬん」
よしき「ぐえ。ひ、左腕で僕の首を座席の背もたれへと押さえつけて。どういうつもりだ」
カラサワマン「お前はアツシに対してアスリートのバズッターのアカウントに対してリプライを強要した。アツシの味わった緊張感や恐怖を思い知れナリ!」
よしき「い、いいのかよ。天下のカラサワマンがこんなことをして」
カラサワマン「当職は常にフェアな勝負をすることを心がけて生きてきた。だから、お前にもチャンスをやるナリ。左腕を引っ込めてやるナリ」
よしき「ゴホゴホ。しょ、勝負って?」
カラサワマン「この当職の左手に乗ったカプセルの2つのうちどちらか一つは毒薬ナリ。ロシアンルーレットナリ。一つだけ選び飲むナリ」
よしき「天下のカラサワマンが殺しをやるわけがない。右のカプセルを飲もう」
カラサワマン「さようならナリ」
よしき「く、苦しい。息ができな……」
カラサワマン「2つとも毒薬入りナリ」
ハセガワリョウタ「んー、これが被害者の乗っていた車か」
アツシ「はい、そうです」
ハセガワリョウタ「今川君、現場証拠は?」
今川信二「特に発見されていませんね」
カラサワマン「やあ、こんにちは」
ハセガワリョウタ「やあ、どうもどうも。初めまして」
今川信二「カラサワマン、どうしてここに」
ハセガワリョウタ「僕がここに呼んだんだよ」
アツシ「兄貴、大丈夫かな?」
カラサワマン「何がナリ?」
アツシ「あのハセガワリョウタとかいう刑事、かなり頭が良さそうだ」
カラサワマン「気にするなナリ。よしきを殺したことはバレはしない。せっかくホテルの一室を借りているのだからテレビでも見ていれば良いナリ」
アツシ「う、うん。そうするよ」
カラサワマン「朝のジョキングは、気持ちが良い」
ハセガワリョウタ「カラサワマンさーん」
カラサワマン「ハセガワさん。自転車はよく乗るんですか?」
ハセガワリョウタ「はい、休日の日は特に」
カラサワマン「そこの土手の原っぱにどうぞ」
ハセガワリョウタ「原っぱに座り雑談といきますか、ンフフ」
子供a「あ、カラサワマンだ」
子供b「すげえ」
ハセガワリョウタ「大人気ですねえ、さすが大スターだ」
カラサワマン「それほどでもないナリ」
今川信二「頼むから自首してください。このままではカラサワマンが逮捕されてしまうんですよ!」
アツシ「分かりました。罪を認め……」
ハセガワリョウタ「その必要はないよ。既に犯人が誰か分かっているからね」
今川信二「え、それって……」
ハセガワリョウタ「犯人は明らかにカラサワマンです。それは分かることですね。ですがそのためにはカラサワマンが犯人であるという証拠を示さなくてはいけません。果たしてそれは可能なことでしょうか?ハセガワリョウタでした」
カラサワマン「さあてと、記者会見場近くの駐車場についたし。マネージャーが用意した車に乗るナリ。ん、あれは。アツシ。警察に連行されていくナリ。ちょ、ちょっと待てナリ!お前ら!」
ハセガワリョウタ「アツシさんは自白しました」
カラサワマン「何だって?」
ハセガワリョウタ「でも真犯人は誰かは知っています」
カラサワマン「誰ですかね?それは」
ハセガワリョウタ「カラサワマン、あなたです」
カラサワマン「アハハ、面白い冗談を言うんですね。ハセガワさん」
ハセガワリョウタ「あなたはアツシさんの名前でホテルの一室を借りた。ホテルの部屋の監視カメラにはハッキリとあなたが映っています」
カラサワマン「それが?借りてはいけませんか?ナリ」
ハセガワリョウタ「アツシさんは言うなれば取引に応じました。被害者のよしきさんは二度と生き返ることはない。その時点で殺人罪は成立します。殺人を依頼した人物は無期懲役、殺人を犯した人物は終身刑もありえます」
カラサワマン「まさか、ボイスレコーダーに」
ハセガワリョウタ「そのまさか、です。今川君」
今川信二「はい」
ボイスレコーダーの音『アツシ「兄貴、大丈夫かな?」
カラサワマン「何がナリ?」
アツシ「あのハセガワリョウタとかいう刑事、かなり頭が良さそうだ」
カラサワマン「気にするなナリ。よしきを殺したことはバレはしない。せっかくホテルの一室を借りているのだからテレビでも見ていれば良いナリ」
アツシ「う、うん。そうするよ」』
カラサワマン「負けたよ。ハセガワさん。俺の、当職の負けナリ」
今川信二「それじゃあ、行きましょう」
特別編。某ドラマ二次創作。フェアな殺人者(完)。