わっしょい!植原ジュニア君!第百六話『恐山。その2』&第百七話『シャドー』&第百八話『人々島』。
わっしょい!植原ジュニア君!第百六話『恐山。その2』。
ビックボブ君「さあてと、夕方になったし。民宿恐山へと行こう」
釘崎スイレン「だね」
東堂アカオ「おお、ここだ、ここだ」
イシワスム「へえ、良いところだね。さっき通った坊王寺の近くにあったけど。ここが民宿恐山だったとはね。気付かなかった」
六朗「まあ、とりあえず中に入ろう」
乙骨よしあき「こんにちは」
アフロピエロ「やあ、いらっしゃい」
すばるぬこ「顔がピエロ、髪型がピエロ、あなたがここの?」
アフロピエロ「そうっすよ。まあ、のんびりしていってください」
イシワスム「あ、先客がいるようだね」
味呂真太「やあ、待っていたよ」
アフロピエロ「迷子になったようでね、この人」
ビックボブ君「迷子、そして待っていた、か」
イシワスム「何やら訳ありのようだね」
味呂真太「その言葉、何回も聞いたで。俺の名は味呂真太。よろしく」
六朗「タイムリーパー?」
味呂真太「まあ、そんなところや。それはそうと七夕ミチヲが」
大船海虫「時間がない」
イシワスム「わああ、何だ、真太が右腕に巻いている腕時計が金髪の女の子に変化した!」
味呂真太「ウミムシ、出んでええねん」
ビックボブ君「ウミムシっていう名前なのかい?」
大船海虫「ウミムシはあだ名や。ウチは大船海虫(おおふねかいちゅう)という立派な本名があるねん!」
虎杖いわざる「時間がないとは?」
大船海虫「今日から二週間後に人々島はクロネと八つ手に滅ぼされてしまうんや。だから皆の力を貸してほしい。これ言うのは何回目や?真太」
味呂真太「6回目や。それはそうと人々島に行くその前にやるべきことがある。七夕ミチヲの手下である『ライトマン』という男が俺達を恐山の中に閉じ込め続けようとする」
東堂アカオ「それは厄介だな」
味呂真太「ライトマンは極楽浜にいる。砂に擬態している」
虎杖いわざる「行こう」
東堂アカオ「ああ、そうだな」
イシワスム「辺りが見えづらいな」
ビックボブ君「ライトマンはどこだ?」
六朗「あそこだ」
虎杖いわざる「うらぁっ。石つぶて、くらいやがれ」
ライトマン「ぎぇっ」
イシワスム「貴様、術を解くんだ」
ライトマン「頭に石が。痛いよー。わ、分かったよ、解くよ」
わっしょい!植原ジュニア君!第百七話『シャドー』。
ライトマン「わ、分かったよ、解くよ」
シャドービックボブ君「おおっと、解かなくても良いんだぜ、ライトマン」
ビックボブ君「もう一人の、俺!?」
虎杖いわざる「こいつは」
味呂真太「これはシャドーと呼ばれる存在や。今回が初めてこの場面ではあらわれるで」
大船海虫「シャドーの足元の影に釘を打ち込むで」
イシワスム「釘を連射する銃か」
ライトマン「ひ、ひええー」
乙骨よしあき「カマキリ」
ライトマン「服とズボンと下着が破け、全裸になっちまった。俺の負けだ」
シャドービックボブ君「う、動けない」
大船海虫「クロネの洗脳を解くで」
シャドービックボブ君「分かったよ、仲間になろう」
味呂真太「宿に戻ろう」
イシワスム「荷物をまとめなきゃ」
わっしょい!植原ジュニア君!大百八話『人々島』。
ビックボブ君「おお、すごい、中型の漁船がある」
乙骨よしあき「青森漁港、初めて来た」
味呂真太「ウミムシ、運転頼むで。と言いたいところやけどわくわく軍師、頼むで、運転」
わくわく軍師「お、おう。すごいな。俺が乗り物の運転が得意って知っているとは」
味呂真太「地図はこれや」
わくわく軍師「おお、そうかあ、よし。分かったよ。ていうか俺、紙の地図久々に見るよ」
イシワスム「日本全国一周の旅で船に乗るのは今回が初めてだ」
ビックボブ君「のんびりと楽しもう」
味呂真太「ああ、それがええで。ビックボブ君。1日ぐらい時間がかかるから。のんびりするといい」
シュウsp「食べ物はどうする?」
味呂真太「これや」
乙骨よしあき「釣り竿!?」
ビックボブ君「釣って食べるのか」
味呂真太「1日分の魚ぐらい釣れるで。途中休憩するからその時に釣ろう」
虎杖いわざる「ようし、出発だ」
ファボル「レッツゴー!人々島」
イシワスム「次回。わっしょい!植原ジュニア君!第百九話『人々島。その2』」
愛佳「次回も見てね」