59歳の独身の女性。
身長160cm 体重50kg かなりのやせ。
15年以上前から、甲状腺機能低下でチラージンを常用している。
症状は強い倦怠感と冷え・むくみ、時に冷えはひどく温かい季節でも毛布を何枚も
かけて就寝し、それでも寒さで眼が覚める。血圧は常に100以下で、一時は血圧を
上げる昇圧剤を飲むが、全く効果がなかった。いろいろなクリニックに行くが、どこ
でも、結局チラージンしかもらえなかった。
知人の情報から、漢方薬が効くことを耳にして来局される。
前記症状から(倦怠・むくみ・冷え)漢方でいう典型的なこ気虚・血瘀(おけつ)で
あり、虚症の血瘀に使われる弓帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいい
ちかげん)を煎じ薬にて調合し、服用していただく。はじめは飲みにくかった、
徐々に慣れて、きちんと飲めるようになった。まず倦怠感・むくみなどの自覚症
状が改善して、続けること半年で、甲状腺ホルモンの値にも変化がでてきた。