施術の現場で、患者さんの反応は本当に気になります。
すごく「調子が良くなった」とかちょっと押しただけなのに
「そこが気持ちいい〜」とか大きくリアクションしてくれる人がいます。
そうすると施術する側の私達も自然とテンションが上がり
もっと良くしてあげたい気持ちになります。
例えば、口に出してくれると圧の強弱や刺激の方向の
精度も上がります。
リアクションがあった方が、患者さんに合った施術を見つけやすくなりますし、
コミュニケーションも深まります。
逆に無反応な場合は、患者さんの様子から“空気を読む”ことに
頭をフル回転させているときがあります。
特にリアクションが少ないと、
「施術が合っていないのか?」「体調が悪いのか?」
「なにか不満を感じているのか」
と、いろんな想像をしてしまいます。
患者さんは「緊張して話しかけづらい」「恥ずかしくて痛いと言えない」
そんな気持ちで言葉に出せないことも多いと思います。
こういった場合は、こちらから働きかける意識が大切になります。
「押し加減どうですか?」「違和感ないですか?」など
反応が少ない方は、こちらから小さい質問をすると
徐々に会話が生まれやすくなります。
信頼関係はやはりリアクションのキャッチボールから始まります。
こちらから聞くことと伝えることが大切になります。
また、安心して反応できる雰囲気を作ることが大事です。
究極は、無言のリアクション”を察する力も、施術者としての大切な技術です。
リアクションは、言葉だけではなく、表情、呼吸、筋肉の緊張などからも感じ取ることができます。
でも、こちらから声をかけたり反応を引き出したりすることで、
より深い信頼関係や施術効果につながります。
私たちも、患者さんの小さなサインを見逃さないように、
しっかり“感じ取る力”を磨いていきましょう。
あなたのリアクションが、信頼を深める第一歩になります。
ハピネス