高校へ進学するとき


勉強が嫌いで


手に職が付く


工業か商業高校へ行きたいと両親に話すと


その頃の工業高校は男子ばかりで大反対。


ラッキーガールは商業高校に受かり


在校中にはそれなりに資格も取得していたものの


人の役に立つ仕事がしたいと


一択で介護の道へ進みたい事を話すと


せっかく資格もとったのに


硬い仕事についたらどうだと


反対する父と



やりたい事があるんなら


応援しようと話してくれた母。


介護の専門学校へ通わせてもらい


専門学校を卒業し


夢を叶えて施設にて働かせてもらう。


数年で結婚し退職を決めると


寂しそうな母がいた。


ぼーっとした子供


危なっかしい学生時代


結婚している間


離婚後


本人の自覚はないところで


常に両親には心配かけてたんやと思う。


今は少し、安心してくれているかと思えば


また新たに介護施設を増やす事を伝えると


何度とその施設の前を


父は通ってるようで


今日は珍しく


『あけびもらったんや』と家に来て


『またこれから,大変やなあ。』


ってボソッと話していった。


「頑張るしかないよー」

って笑いながらこたえたけど


幾つになっても


落ち着かないわたしに


心配はしながらも


あんなに反対していた父は


今は嬉しそうに見えてきている。




先日開催した岸和田FESでの父。