中学受験でるでるシリーズ 理科 力と運動の基本 | 寺子屋楠 『生涯教育コンサルタント』楠木誠治の       教育お悩み相談所

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力と運動の基本

力とは何か

とは、物を動かしたり、止めたり、形を変えたりするはたらきのことです。力が加わると、物の動き方や形が変わります。力にはいくつかの種類があり、それぞれが物にどのように影響を与えるかを学びましょう。

力の種類

力にはさまざまな種類があります。ここでは、主な力の種類について説明します。

重力

重力は、地球が物を引き寄せる力です。重力のおかげで、私たちは地面に立っていられます。重力は地球の中心に向かって働きます。例えば、物を空中に投げると、必ず地面に落ちるのは重力が働いているからです。

摩擦力

摩擦力は、物と物がこすれ合うときに働く力です。摩擦力は物の動きを妨げる方向に働きます。例えば、地面を歩くときに足が滑らないのは摩擦力のおかげです。摩擦力がなければ、物は滑り続けてしまいます。

弾性力

弾性力は、物が元の形に戻ろうとする力です。例えば、ゴムを引っ張ると伸びますが、手を離すと元の長さに戻ります。これはゴムが元の形に戻ろうとする弾性力が働いているからです。

張力

張力は、物を引っ張る力です。例えば、ロープを引っ張るとロープに張力が働きます。張力は引っ張られた物が元の形を保つために働きます。

力の大きさと向き

力には大きさ向きがあります。力の大きさは、力の強さを表し、向きは力がどの方向に働いているかを示します。力は矢印で表されることが多く、矢印の長さが力の大きさを、矢印の方向が力の向きを示します。

力の合成と分解

力の合成

力の合成とは、二つ以上の力を合わせて一つの力にすることです。例えば、二人が同じ方向に物を押すとき、その二つの力を合わせた力が物に働きます。

力の分解

力の分解とは、一つの力を二つ以上の力に分けることです。例えば、斜面を滑る物には、重力が働いていますが、その重力を斜面に沿った力と斜面に垂直な力に分けて考えることができます。

物体の運動

物体の運動にはいくつかの種類があります。それぞれの運動について見てみましょう。

直線運動

直線運動は、物がまっすぐな線に沿って動く運動です。例えば、自動車がまっすぐな道を走るとき、その動きは直線運動です。

円運動

円運動は、物が円を描いて動く運動です。例えば、コーヒーカップの中の砂糖がぐるぐる回るとき、その動きは円運動です。

振動運動

振動運動は、物が一定の周期で揺れ動く運動です。例えば、振り子時計の振り子が左右に揺れる動きは振動運動です。

ニュートンの法則

慣性の法則(第1法則)

慣性の法則とは、外から力が加わらない限り、物はそのままの状態を保つという法則です。動いている物は動き続け、止まっている物は止まり続けます。例えば、ボールを転がすと、途中で止まらない限りずっと転がり続けます。

運動の法則(第2法則)

運動の法則とは、物に加わる力と物の質量、そして加速度の関係を示す法則です。力は質量と加速度の積(F=ma)として表されます。例えば、重い物を動かすには大きな力が必要です。

作用・反作用の法則(第3法則)

作用・反作用の法則とは、物に力を加えると、その物も同じ大きさの力で反対方向に力を加えるという法則です。例えば、ボールを壁に投げると、壁はボールに反対方向の力を加えます。このため、ボールは跳ね返ります。

確認テスト

次の文の空欄に適切な言葉を入れて、力と運動の基本について復習しましょう。

  1. 地球が物を引き寄せる力を**(1)**といいます。
  2. 物と物がこすれ合うときに働く力を**(2)**といいます。
  3. 物が元の形に戻ろうとする力を**(3)**といいます。
  4. 物を引っ張る力を**(4)**といいます。
  5. 力には**(5)(6)**があります。
  6. 二つ以上の力を合わせて一つの力にすることを**(7)**といいます。
  7. 物がまっすぐな線に沿って動く運動を**(8)**といいます。
  8. 物が円を描いて動く運動を**(9)**といいます。
  9. 外から力が加わらない限り、物はそのままの状態を保つという法則を**(10)**の法則といいます。

確認テストの解答

  1. 重力
  2. 摩擦力
  3. 弾性力
  4. 張力
  5. 大きさ
  6. 向き
  7. 力の合成
  8. 直線運動
  9. 円運動
  10. 慣性

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