こんにちは。

寺子屋くまさんの玉ちゃん先生こと、清水玉青です。

 

「文章題が苦手なんです。」

 

よく聞かれる言葉です。

 

本をよく読んでいるからといって、文章題が得意になるわけではありません。

国語が得意だからといって文章題が得意になるわけではありません。

文章に『共感』=『興味をもつ』 ことが大事です。

 

文章題は「出題者と解答者の対話」です。

 

相手に関心を持ち、相手の話をよく聞くことに通じてきます。

問題を解くために、どの情報が必要なのか見抜く力が必要です。

 

問題文の意味がわからないのか? 解き方がわからないのか?も見極めが必要です。

 

聞いた言葉、触れてきた言葉を増やしていきましょう。

お家での対話で使われている言葉はどうでしょうか。

 

触れてきた言葉しか使うことはできません。 お家での対話で様々なことばに触れて、些細なことでも感心したり、共感したりする体験を増やしていって欲しいです。

言葉のシャワーをたくさん浴びさせてあげてください。

 

「おもろない。」とシラケてしまいがちな場合、問題に関心を向けることも難しくなってしまいがちです。

 

文章を理解するためには「精読力」を付けてほしいです。

一字一句読み落とさない集中した読み方を身につけてほしいと思います。

 

漢字の学習も必須です。読めないことには問題を解くことのつまづきになります。

もちろん、基本的な計算力も必要です。

 

わからなくても、すぐにあきらめない「粘り強さ」も必要です。

 

他の問題も同じですが、文章題は解いていく過程が重要です。

普段の勉強で、「早く答えを出しなさい。」や○✕などの結果を見てお子さんを評価することもNGです。

 

最後まで考え抜いて解き切った時、

 

「できた!」

 

という気持ちになり、脳から「ごほうびホルモン」が流れます。

これが、次へのやる気につながります。

勉強の習慣化へも繋がります。

 

とても、省略して書きましたが、 文章題の苦手克服ひとつについても、「生きる力」「人との関わり」を考えていかなければならないことなのだなと、改めて感じました。