元日本体操協会の役員だった塚原氏が、女子体操競技選手の辞退問題について言及していました。
https://www.news-postseven.com/archives/20240726_1980412.html?DETAIL
処分をするにもルールにのっとり行うという点、こういうことにならないよう指導することが大事だという点は、極めて妥当な意見だと思います。
ただ、この事件は辞退であって、処分ではないんですよね。
そして、処分を下すには塚原氏の指摘の通り、指導者も処分対象だと思います。ということは所属チームの指導者、協会の役員なども処分の対象となるものとなります。
女子強化本部長はオリンピック中ですので、聞き取りなどをすることもできませんので、処分をすることは現実問題、オリンピックが終わってからでなければ、できないということになります。
処分をするには、きちんと聞き取りを行って、適切な手順を踏んでいかなければなりません。でも処分したくてもルールに従った処分が決定できない、そのような状況の中、辞退ということになったのだと思われます。
このあたりの手順に対しての問題は、第三者委員会が明らかにしてくれると思っています。
 

 以前宮田選手に対する日本体操協会の処分について予想を立てました。結果が出るまではこの話題について書くのは保留しておこうと思っていたのですが、日本体操協会は第三者委員会による調査や処分を行う予定だそうです。
 日本体操協会と第三者委員会では考え方が異なると思われます。事情が変わったのでしばらくこの問題について書いていて、第三者委員会の判断と自分の見解についてどれだけ差があるかを検討してみたいと思います。
 というわけでしばらく、宮田選手の辞退問題について取り上げて書いていこうと思います。

 

 昔ラケットボールというアメリカ発祥のスポーツを習ったことがあります。日本ではなじみのないスポーツです。これまた日本ではあまり人気のないスカッシュに似た競技です。
 スカッシュと違う点として、判定が微妙な場合、「今のなしね」というアバウトなルールがあるということでした。判定が微妙になるものは、有効な物ではなく、なかったものとしてやり直すというルールだそうです。
 最近はビデオ判定などで微妙なものを判断することも行われていますが、今のなし、ノーカウントというやり方もあるんですよね。ルールは事前に取り決めておく必要がありますが。