今日の言葉

『穏やか』
  
・穏やかな心

.穏やかな環境

などで「穏やか」という言葉を使う事が
多いと思います



この言葉を聞いて思い出す。師匠からの
教えがありました



私は現在、占い師とカウンセリングを融
合した鑑定をご提供させて頂いてます。
現在に至るまで、師匠の存在のお陰で潰
れる事なくここまで来られました



まだ未熟な頃、電話鑑定をしていると、
相談者様の感情に飲み込まれてしまう時
がありました。冷静さを保とうとしても、
私まで影響を受け、鑑定がブレてしまい
そうになりました



その時、師匠はアドバイスをしてくれる
際に「海」に例えて説明してくれました



波はその時の気象状態によって大きく荒
れる時もあれば、穏やかな波のない時も
あります。それは人の感情に似ています。
そこに意識を合わそうとすると、こちら
も心が乱れそうになるのは当然です



表面(波)ではなく、もっと深く潜って
いくと、表面がどれだけ荒れていても、
海の底はとても静かで穏やかな空間が広
がっています。その部分にフォーカスす
るように鑑定をしてごらんとアドバイス
を頂きました

 

今では、影響を受けることなく落ち着いて
鑑定は出来るようになりましたが、その言
葉に救われました



日常生活の中でも、同じ事が言えると思い
ます



例えば、目の前の人が怒り狂っていたとし
ます。怒りのエネルギーは強いので向けら
れると怖さを感じ、気持ちが萎縮してしま
います。その時はどうしても相手の感情の
影響を受けてしまいます



あとから、心がモヤモヤやムカムカしてき
ます。鑑定ならばそこで相手の心の底に意
識を向けるのですが、日常では難しい事で
す。なぜなら、こちらの感情も乱れている
からです



その時は、相手ではなく自分の中にある海
の底のような、無音で時間がゆったりと流
れる静かな空間を意識して落ち着きを取り
戻して下さい



自分に原因があるならば反省する事は大切
ですが、それ以上に心が乱れてしまうのは、
相手に影響されているだけです。これ以上
感情に振り回される必要などないのです



何かが起きた直後の感情コントロールは出
来ませんが、その後の意識の向け方次第で、
穏やかさを取り戻し保つことが出来ると思
います



夏目漱石『草枕』の中の一文に



『智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情
(じょう)に棹(さお)させば流される。意
地を通せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかく
に人の世は住みにくい』


とあります。意味を調べたところ



「理知だけで割り切っていると他人と衝突す
るし、他人の感情を気遣っていると、自分の
足をすくわれる」とあります。



「意地を通せば」の文書については「自分の
やり方や考え方を優先して、周りからの支援
や新しい考え方を取り入ることが出来なけれ
ば窮屈だ」というように捉えました



いかに、人によって心が影響を受けるのかを
感じました。相手の機嫌をコントロールする
事は出来ませんが、自分の心の機嫌を良くす
る事は可能です



小さな子供が泣いていたら、抱きしめて「大
丈夫だよ」と言うように、思うようにいかな
くて怒っている子供に美味しいお菓子を食べ
させご機嫌をとるように



自分の中にいる小さな子供を、なだめ笑顔で
いられるように機嫌をとって下さい。大人に
なれば誰も自分に対して機嫌をとってくれま
せん。何か起きても「大丈夫」と言ってくれ
る人とはなかなか出会えません



自分が一番の味方であり、理解者になってく
ださい。あなたの心は穏やかさを保つ事が出
来るでしょう



それが出来ているならば、どれだけ周りの人
の感情が荒れていても大きく影響を受けるこ
とはありません



あなたが落ち着いていれば、今度は逆に相手
に良い影響を与える事が出来ます。良好な人
間関係を築いてくださいね



今日も1日お疲れさまでした!!



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