どこかの首相が記者会見で、「新しい日常を取り戻す」という意味不明な発言をしているのを聞いて、なんだかいちいちモヤモヤしているのがアホらしくなってきていますが…。
一連の投稿の最後に「田植え帰省自粛」から考えたことを。
報道によれば今年のGWは、都会に住んでいる人たちが田植えのために田舎に帰省することを自粛してほしいとの呼びかけがあったとのこと。田舎に住んでいる人だけでできない作業は、近隣の共助で…とのことでした。
個人的には「血縁家族」で何でもやるのは好まないので、近隣の共助という考え方自体は好きです。
ですが、そんな簡単にできたのかな…? ちょっと心配。
田植え自体はCovid-19の感染源にはならないはずです。
(報道で、北海道の農場を「テレワークできませんので…」と伝えていたけど、遠くから通勤しているのではないなら、テレワークしなくても良いと思うのですが…)
その周辺が危険です。典型的なのは、田植えが終わった後に「お疲れ様~」とイッパイやること。
だから感染対策をしながら、田植えをしに帰省することは可能ですよね…。ということで考えてみました。
まずは道中。自家用車で行くならさほど問題がないのですが、公共交通機関の場合。
Covid-19は麻疹や結核ほどの感染力はないので、仮に無症状感染者であっても、黙って座っているだけで周囲に感染を広げることはありません。しかし、会話や食事、ジョギングによる飛沫やエアロゾルは防がないといけません。だから公共交通機関を使う場合は、道中に会話はしないことや降りたら手を洗うことが大事です。マスク着用。
実家に着いたら、2メートル以内では話をしない。マスク着用。
休憩中や田植え終了後も同様。
食事は一緒にとらない。団らんはオンラインで。
宿泊はできれば他所で。
常時手洗い励行…。
帰省先で発症したら大変なので、滞在期間はできるだけ短く。本当は日帰りが望ましい。
くらいかな…。
さて、リストアップしてみると、かなり面倒くさい…。
これなら、頼めるなら近所の人に頼んだ方が良いかも、とは思いますね。
ただ同時に思ったのですが、「今年は帰省ができない」とあきらめる前に、「どうやったら帰省ができるのか」を考える方が前向きでは?そして「そこまでしないといけないなら、今年はやめとこう」ということになるなら、それは所謂の不要不急なのだと思います。
「○○は必要だからやっても良い」「○○はやめましょう」と誰かに決めてもらうのではなく、やはり自分で考えることが大事なのではないかと思ったのでした。