こんにちは、個別指導補習塾「寺子屋ナムー」です。

 

「勉強は努力すれば誰でもできるようになる」そう思っていませんか?

 

全てのスポーツ選手がオリンピックに出られるわけではありません。

全ての野球選手が大リーガーになれるわけではありません。

 

勉強も同じです。

 

全ての人が勉強すれば東大やハーバード大学に行けるわけではありません。

勉強でトップレベルになるためには生まれつきの才能が必要です。

 

とはいえ、学歴社会の日本に生きている以上、「本人にできる限りの上限まで学力が上がって欲しい」と願うのが親心だと思います。

 

勉強ができるようになるためには、勉強をするための下地があった方が学力は伸びやすいです。

下地がしっかりと作られていれば、何歳からでも学力は伸ばせます。

 

下地を作る、といっても、具体的には何をすればいいのでしょうか?

 

私は「GRITを伸ばす」ことだと思っています。

GRITとは、アンジェラ・リー・ダックワース教授が提唱した言葉で、「非常に長期間、物事に取り組み、それらをマスターするまで続けること」です。

 

東大生は子供の頃に楽器を習っていた人が多い、という話を聞いたことがあるかもしれません。

実際、何らかの楽器を習っていた人は全体の6割、というアンケート結果もあるそうです。

 

楽器を習得するのにも、学力を伸ばすのにも、長い期間の取り組みが必要です。

つまりどちらもマスターするためにはGRITが必要ですので、楽器を習っていた経験のある東大生が多いというのは納得できます。

 

「元々GRITがある子供だから楽器の習い事が続いたんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

確かにそういう場合もあると思います。

でも、楽器の習い事を続けることでGRITが身に着いて、その結果、勉強にも取り組めるようになったケースもあるはずです。

なぜなら、GRITの提唱者であるアンジェラ・リー・ダックワース教授は、GRITは伸ばすことができる、と言っているからです。

GRITは、才能ではなく技術だそうです。

ですから、GRITを持つ人のそばにいると、GRITを身に着けることができると言われています。

 

東大生など勉強ができる人に指導を受けた生徒が伸びるのは、先生の考え方や習慣を知ることによって、生徒もGRITを身に着けることができるからではないかと思っています。

 

私自身も東大生の先生とそれ以外の先生に勉強を習ったことがありますが、GRITは東大生の先生から学んだと思っています。

その先生は学生アルバイトとして教えていましたので、教え方が上手だったかと言うとただ解答を読むだけの授業で微妙でしたが、その先生がどうやって勉強してきたか、どのくらい勉強してきたか、という話を聞いたり、先生の行動を観察することでGRITを身に着けることができたと思います。

 

GRITは何歳でも伸ばすことができると言われています。

 

ですが、できれば10歳までに下地を作っておくことをおすすめします。

 

福澤諭吉は「福翁自伝」で、次のように言っています。

 

「さて又子供の教育法に就いては、私は専ら身体の方を大事にして、幼少の時から強いて読書などさせない。先ず獣身を成して後に人心を養うと云うのが私の主義であるから、生れて三歳五歳まではいろはの字も見せず、七、八歳にもなれば手習をさせたりさせなかったり、マダ読書はさせない。それまでは唯暴れ次第に暴れさせて、唯衣食にはよく気を付けて遣り、又子供ながらも卑劣な事をしたり賤しい言葉を真似たりすればこれを咎むるのみ、その外は一切投遣にして自由自在にして置くその有様は、犬猫の子を育てると変わることはない。すなわちこれが先まず獣身を成すの法にして、幸いに犬猫のように長成して無事無病、八、九歳か十歳にもなればソコで始めて教育の門に入れて、本当に毎日時を定めて修業をさせる。」と言っています。

 

つまり、8、9、10歳くらいまでは体を養い、8、9、10歳になってから学問を始めるのがよい、と言っています。

 

私の周りを見ても、小3までは勉強ができなかったお子様が小4から勉強ができるようになってきた、という例は少なくありません。私自身の経験からも福澤諭吉の言っていることは一理あると思います。

 

ですので、小1~3で成績が悪いからといって悲観せずに、小4までは諦めずにお子様に働きかけ続けて欲しい、と思っています。

 

福澤諭吉が8、9、10歳と幅を持たせて言っているのは、個人差を考えてのことだと思います。

子供によって成長速度は個人差がありますので、早いお子様であれば8歳くらいから、遅いお子様であれば10歳から学問を始めれば良い、ということだと思います。

 

成長が早いか遅いかは、身体の成長具合である程度知ることができます。身長の伸び方や歯が抜ける時期など、同年代のお子様達よりも早ければ成長が早く、遅ければ遅い傾向があります。

 

10歳を超えてしまったとしても、GRITは何歳でも伸ばすことができると言われていますので、何歳であっても、GRITを伸ばしつつ勉強にも取り組む、ということは変わりません。

 

ただ、中学受験をお考えの場合は、遅くとも10歳までに下地を作っておく必要があります。

 

発達障害のお子様の場合は、定型発達のお子様よりも成長が遅かったり、成長の仕方が違ってくる場合がありますので、年齢にかかわらずGRITが伸びるような働きかけをし続けていくことが必要になると思います。

 

何かをやり続けられる人は少数です。

ですからやり続けていたら必ず結果はついてきます。

とある社長さんは、「失敗する理由は『成功する前に辞めるから』」とおっしゃっていました。

 

そう考えると、GRITは学力を伸ばすためだけでなく、幸せな人生を歩むために必要なものの1つと言えるかもしれません。

 

中学受験や高校受験など、つい目先の結果に一喜一憂してしまいますが、「子育ての最終目的の1つは、お子様が幸せになること」だと思います。そのためには、お子様のGRITを伸ばすことを是非心がけてみて欲しいと思います。

 

寺子屋ナムーでは全ての生徒様にGRITを身に着けて欲しいと願っています。

具体的なGRITの伸ばし方についてもご相談にのります。

 

ご見学・ご相談は初回無料ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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