こんにちは、発達障害児・グレーゾーン・育てにくい等、個性の強いお子様向けの補習塾「寺子屋ナムー」です。
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今日は個人的な体験談を書かせて下さい。
上の子は、ADHD傾向強め・自閉症傾向も少しある、発達グレーっ子です。
下の子は、自閉症診断あり、知的障害あり、手帳持ちの発達っ子です。
上の子は普通級、下の子は支援級に通っています。
学校によって違いがあると思いますので、あくまでも個人的な体験談として読んでいただけたらと思います。
大きな違いとしては、
普通級は「できないと責められる」。
支援級は「できたら褒められる」。
だと思います。
上の子は、他の子供より発達が遅く幼いため、「お友達はできるのに自分はできない」ということがたくさんあります。
ADHDなので授業中に先生の話に集中できなくて、一人だけ指示に従えなかったり、ワーキングメモリーが弱いので手順が覚えられなかったり、学校生活では色々と苦労しているようです。
そうすると、お友達からは「何でできないの?」という扱いを受けますし、先生からは「もう少しご家庭でも○○して下さい」というようなご注意を受けます。
成長がゆっくりの子や、発達グレーっ子が普通級に通っていると、お友達との関係や先生との関係の中で、自己肯定感を下げるような出来事が起こりやすいように思います。
普通級では「できることは当たり前、できないことは親子とも責められる。」、そんな感じを受けています。
ところで、上の子は自己肯定感だけは人並みなので、色々言われても「だってそれが私」とケロリとしています。
ですので、上の子は普通級でもやっていけるだろうと思い、今のところは普通級に通っています。
下の子が通う支援級では、先生方がとてもポジティブです。
先生方の目標は、「子供達が学校を楽しいと思えること」だそうです。
できないことは、「そのうちできるようになります」。
できることは、「良くできています」と褒められます。
できないことを責められることは一切ありません。
先日、息子の学校で運動会がありました。
息子は、短距離走で2回もフライングをしました。
親としては「うわー…やらかした…」という気持ちでしたが、後日先生に言われたのは、
「いやー、あれで場が和んだので良かったですよ!」
でした。
実際に場が和んだかどうかは分かりませんが、そのようなポジティブな捉え方をして下さる先生方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これはほんの一例で、全てについてこのような対応をして下さるので、息子は「学校、楽しい!」と言って通っています。
下の子は、上の子と比べると自己肯定感が低めですし、すぐに落ち込みます。
「できないことが当たり前、できたらすごい」という環境だからこそ楽しく通えているのだと思います。
もし普通級に通っていたら、自己肯定感は下がりっぱなしで、学校に行くのを嫌がるようになっていたのではないかと思います。
支援級に決めたときには、「勉強が遅れてしまうのではないか…」という心配もしました。
でも、読み書きできるようになることも大切ですが、心の成長も同じくらい、またはそれ以上に子供にとっては大切なことです。
心が折れなければ、その子なりに生きる道を見つけて進むことができます。
でも、心が折れてしまったら、生きる気力をなくしてしまい、自分や他人を傷つけてしまうようになるかもしれません。
特に、発達っ子や発達グレーっ子は、傷つきやすい心を持っている場合が多いですから、本人に合った環境で過ごすことがとても大事なのではないかと思い、下の子の性格も考えて支援級という選択をしました。
普通級か支援級で迷っているお父様、お母様がいらっしゃったら、何かのお役に立てばという気持ちで書きました。
私も子供を支援級に入れるときは散々悩み、色々なブログを読み、参考にさせていただきました。ブログを書いて下さった方々に感謝します。
寺子屋ナムーは普通級、通級、支援級のいずれにお通いの生徒様も指導致します。
ご見学・ご相談は初回無料ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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