一週間で勝手に勉強する子供に変わる、
楽しい家庭学習 母勉プロデューサー
小室尚子です。
娘が小学校の時、学校で履く上履きは
いつも真っ黒でした。
これには理由があります。
ある日、娘が上履きを持って帰り、
週明けの学校に持っていくのを
忘れたことがありました。
当時、学校から１分足らずのところに
住んでいましたが、
敢えて、上履きを届けることは
しませんでした。
なぜなら、その方が
子供の自立に結びつくと思ったから。
大事なことは、忘れ物をしないことでなく、
忘れ物をした後に、どう行動するかです。
帰宅した娘に、
「上履き、どうしたの？」と聞いたところ
「先生に言って、スリッパ借りた」
と言いました。
「今日、忘れ物しちゃったね。
これから、どうする？」と聞くと
「もう、家に持ち帰るのは辞める！」と
まさかの答えが返ってきました。
ビックリしたものの、
「いいんじゃないの～」と
娘の意見に賛成しました。
私は、感情に任せて叱ることは
ほとんどありません。
叱るときはいつも
「これって、自立に繋がるかな」
と考えてから叱ることにしています。
私は、子育ての最終ゴールは、
自立である、と考えています。
ですから、
自立に繋がりそうもないことは、
一切叱らないとに決めているのです。
持ち帰らないことを選択した
娘の上履きは、
クラス一、真っ黒でした。
授業参観でこの上履きを見て、
「お母さん、洗ってあげないのかしら」
「恥ずかしくないのかしら」と思った
お母さんもいるかもしれません。
でも、私にとって、
そんなことはどうでもいい事。
娘が、判断し決めたことです。
そこに、他の人がどう思おうが、
一切関係ありません。
世の中のお母さんの中には、
子供のため、と言いつつ
自分のため、にやっていることが
たくさんあります。
お子さんは、
白い上履きを履きたいと
本当に思っているのでしょうか？
上履きを持ち帰ることを忘れた、
お子さんを
叱ったりしていませんか？
「また、上履きを学校に忘れてきて！」
「あんな真っ黒の上履き履いて
恥ずかしくないの？！」
子供が望んでいないことを
勝手にやっているのに
そのことで、余計に
イライラしていませんか？
